「おもしろ21」という愛称があるのでは

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 先日、地元紙の記者コラムに福岡市早良区の西新商店街にある路地が取り上げられていた。この路地は「昔ながらのきび団子屋や理髪店に交じり、こぢんまりとした個性豊かな洋菓子店、雑貨屋、飲食店などの『ミニ出店ラッシュ』が起きている」という。元気な西新商店街の中でも「ひときわ活気が感じられる場所」だとも紹介している。この路地とは、西新5丁目にある「おもしろ21通り」のことだと地元民にはすぐわかるが、コラムの後段にあった一文を読んで目を疑った。「商店街の皆さま、好機と捉えてこの路地、愛称を募ってみてはどうでしょうか」とあったのだ。

 すでに愛称があるのを地元紙の記者が知らなかったのだろうか、調べることもしなかったのだろうかと不思議に思い、こちらも改めて「おもしろ21通り」について調べてみた。すると、福岡商工会議所が作成した西新・高取・藤崎地区の街歩き地図に、この通りが「旧おもしろ21」と記され、「その昔は『おもしろ21』と呼ばれていた通り」と説明されているのを見つけた。ということは、「おもしろ21通り」とは、公式にはすでに消滅した愛称であり、だから記者は新たな愛称募集を呼び掛けたのだろうか。

 しかし、地元では今も「おもしろ21通り」という愛称が現役で使われている。SNSなどを見ても、店の所在地を紹介するのに、西新5丁目ではなく通りの愛称を使っているケースは多い。「おもしろ21通り」という名前の良しあしは別にして、すでに定着した愛称があるのに新たな愛称を募集するのは、いかがなものだろうかとは思う。

 ところで、愛称募集を呼び掛けた問題の一文にある「好機と捉えて」の好機とは、2015年7月限りで閉館した商業施設プラリバが26日、新装オープンすることを指している。建物は西半分だけになり、しかも8階建てから4階建てに減築されたが、地元商店街の核店舗的な存在だった商業施設の復活はやはりうれしい。もっとも36のテナントは以前とはかなり様変わりし、慣れ親しんだ施設が戻ってくるわけではないが、本好き、酒好き、パン好き、ド近眼で眼鏡が必需品の私としては楽しみな店が結構ある。
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宮崎市が掩体壕を取得・保存へ

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 宮崎市がようやく重い腰を上げたようだ。宮崎空港(旧・海軍赤江飛行場)近くに位置する同市南部の赤江・本郷地区には、戦時中の1944年に造られた掩体壕7基が残っている。地元住民らからは長年、戦跡公園として保存・整備するよう求める声が上がっていたが、宮崎市は無視してきた。こういった戦争遺構の保存を図るには絶好の機会だと思われた戦後70年の節目(2015年)にも同市は重い腰を上げることなく、もはや機会を逸したと思っていた。ところが、2019年度の新規事業で掩体壕取得事業を進めることを同市は突如として打ち出し、その予算として4900万円を計上した。何があったのかは知らないが、保存を訴えてきた住民らにとって朗報であるのは間違いない。

 掩体壕とは、軍用機を米軍の空襲から守るための分厚いコンクリート製のシェルターで、本郷地区の住宅街に「一式陸攻」を収容したとされる大型の4基、赤江の農業地帯に「零戦」用の小型3基が残り、便宜的に1~7号壕と呼ばれている。サイズは、本郷地区の1~4号壕が幅27~29.5㍍、奥行きが21~25㍍、赤江地区の5~7号壕が幅14~19㍍、奥行き9.5~10.5㍍。赤江の3基のうち2基は宮崎空港敷地内にあり、国交省が所有しているが、残る5基は民間の所有だ。

 4900万円の予算では、この全てを取得するのは到底不可能で、宮崎市の予算案説明資料には「赤江・本郷地区に残る掩体壕の中から地元団体等の意向も踏まえ、保存状態・接道条件等を勘案し、保存活用に最も適した掩体壕を取得」とある。取得後は、壕の周囲にフェンスを設置し、駐車場も整備するという。4900万円の内訳は、用地取得費が4070万円、周辺設備工事費が600万円、移転補償費が230万円。具体的にどの掩体壕を取得・保存するかは、いかにも「今後検討する」ような書き方だが、予算の細かい内訳が明示されていることを考えると、すでに候補は決まっており、地権者とも話がついているのではないかと思う。

 先日、宮崎市に行く用事があったので、これまで見学する機会のなかった本郷地区の1~3号壕を見てきた(写真は上から順に1、2、3号壕)。農業地帯のど真ん中にある赤江の掩体壕も奇観だったが、閑静な住宅街の中にコンクリート製の巨大な掩体壕が鎮座する景観も十分異様だった。中には倉庫や車庫として活用されている掩体壕もあると聞いていたが、事業所の敷地内にあり、緑の雑草で覆われた1号壕は現在も車庫として利用されている様子だった。2、3号壕も過去には倉庫として利用されていたらしく、2号壕の広い内部には廃物らしきものがポツポツ置かれていたが、3号壕は現在では完全に“空き家”のようだった。この二つの掩体壕は道沿いにあり、比較的見学しやすかった上、そばには駐車場に整備できそうな空き地もあった。宮崎市が取得するとしたら、この二つが有力ではないだろうか。

 なお、予算説明資料には、掩体壕取得事業の担当課は総務法制課と記されている。宮崎市の公式サイトを見ると、文書の審査や情報公開、条例、規則及び訓令の審査などを担当する課で、なぜこの課が掩体壕の保存を担うのか謎だが、何か事情があるのだろう。

 参考資料は『宮崎の戦争遺跡-旧陸・海軍の飛行場跡を歩く』(福田鉄文、2010)など。赤江の掩体壕については過去に以下の2本を書いている。
放置される掩体壕(2013/08/20)
赤江の掩体壕再訪(2016/05/06)
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iPhone6のバッテリーを自力で交換

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 2014年秋から使い続けているiPhone6のバッテリーが数日前から膨らみだし、液晶パネルが次第に浮き上がってきた。バッテリーは昨秋に交換したばかりだったのだが、ここ最近、何度かスマホを床に落とし、衝撃を与えたのがまずかったのだろう。膨らんだからといって破裂するなどの恐れはないらしいが、放置していて良いわけでもない。いよいよ買い替え時かとも思ったが、もう一度バッテリーを交換した方が安上がりだと考え直し、今度は自力でやってみることにした。

 自力での交換に挑戦したのは、非常に単純な理由で、ショップに頼むよりもはるかに安かったからだ。ネットで見つけたiPhone6のバッテリー交換キットは、替えのバッテリーに専用の工具が付いて1,380円という破格の安さで、送料も無料。もちろん純正品であるはずがなく、中国製の互換商品だが、この値段だったら試して損はなく、いよいよダメになったら本体を買い替えれば良いと思い切った。

 注文から2、3日でキットが届いた。iPhoneの構造など全く知らなかったが、バッテリー交換の方法を伝授する
サイト動画を参考に作業したところ、割とスムーズに交換を終えることができた。所要時間は30分程度だったろうか。ただ、ネジは芥子粒のようなサイズで、くしゃみでもしたら簡単に行方不明になりそうだったので、この取り扱いには細心の注意を払い、取り外したネジは強力磁石に貼り付けておいた。

 私がiPhone6を使い続けている5年の間、家族たちは次々にスマホを買い替え、彼女らのスマホはその度に巨大化していった。私が買い替えないのは金がもったいないのが第一の理由だが、ズボンのポケットに入るサイズを気に入っているためもある。また、私にとっての私用スマホは、コミュニケーションのための道具や情報端末というよりも、カメラや万歩計の代用品的な存在で、現在の性能で何ら不都合がないことも機種変更をためらわせていた。

 写真は上から、膨れ上がったバッテリー、交換後のバッテリー、復活したiPhone6。今回のバッテリー交換がうまくいったことで、本体が壊れるまで使い続けるつもりだ。
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メインマシンに昇格したThinkPad X60

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 先日、ThinkPad X60のジャンク品を買い込み、Linux系のOSを入れて使っていることを紹介した。非力なパソコンながら、軽いOSのお陰で意外にサクサク動いていたが、画面が固まるトラブルが度々起きることに閉口し、結局Windowsに入れ替えた。以前買ったWindows7を、現在ではどのパソコンにも使っていないことを思い出し、このプロダクトキーを使ってWin10をクリーンインストールした。パソコンの動きはやや鈍重になったが、悩まされてきたフリーズから解放され、使い勝手はむしろ良くなった。

 Win10に入れ替えるのに併せ、若干の能力増強も図った。メモリを最大の3GBに積み増しするとともに、ハードディスクをSSDに交換した。また、天板が傷だらけだったので、インテリア補修用のシートを貼った。今となっては稀少な「IBM ThinkPad」のロゴがこれで隠れてしまったが、このロゴも相当色落ちしていたので、ここは目をつぶった。さらに一部がテカテカになったキーボードも交換することにし、中古ながら状態が良さそうな品を注文した。現在は一日千秋の思いで到着を待っているところだ。

 本体のみ2,100円で買ったパソコンだったが、これで総投資額は1万円を突破し、それ以上に改造に費やした手間暇も結構なものになった。こうなると、元はジャンク品であろうとも愛着がわいてくるもので、こたつ用とテーブル用のメインマシン2台を差し置き、最近ではこのThinkPadを最も頻繁に使っている。もちろん、13年前に発売された年代物だから、Youtubeやネットニュースを見るぐらいが精いっぱいだが、逆に言えば、この程度の使い方だったら、そこまで能力不足は感じない。

 ところで、よくよく考えると2,100円という価格設定は不可解だ。消費税8%ならば、普通は2,160円になるはず。ひょっとしたら、このパソコン、消費税5%の時代から売れ残っていたのだろうか。
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寝転がって使っているジャンク品のThinkPad

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 モバイルパソコンが欲しい、と以前から思っていた。別に持ち歩いて使いたいわけではない。自宅で寛いでいる際、パソコンを腹の上にのせ、寝転がってYoutubeなどを見ている時があるのだが、メインマシンとして使っているA4サイズの巨大ノートパソコンでは重くて仕方がないのだ。新品を買う金はないので、福岡市近郊のハードオフでジャンク品を漁ったところ、かつての名機ThinkPad X60が本体のみ2,100円で売られていた。秋葉原の電器街などならば、恐らく1,000円以下で買える年代物だが、福岡では良心的な値段の部類だろう。見た目は相当汚く、キーボードも一部テカテカだったが、キートップの欠落はなく、液晶も割れていなかったことから、試しに買ってみた。

 この機種には色々なバージョンがあるようだが、私が買ったのは2006年10月発売のモデルで、CPUはCore 2 DuoのT5500 (1.66GHz)、メモリ(DDR2)は標準の512MBが積まれていた。ジャンク品は仮に起動しなくても文句は言えないのがお約束だが、幸いこのマシンは色々いじった後にOSを入れると無事に起動し、当初のもくろみ通り、休日等には私の太鼓腹の上にのっかっている。ただ、ここに至るまでには意外に金がかかった。

 まず最初に電源アダプターを買い足さねばならなかった。ハードオフでは各種電源アダプターもバラ売りされており、ここで本体と一緒に買っておけば良かったのだが、ThinkPad用の電源アダプターは複数所持しているため、どれか一つぐらいは合うだろうと甘く見ていた。ところが、どれ一つとして合わず、中古品をネットで注文することになった。これが約1,300円。このほかCMOS電池(送料込み約1,000円)、バッテリー(約1,800円)も追加注文した。バッテリーが完全にへたっていることは織り込み済みで、外に持ち出すわけではないので構わないと思っていたが、電源につなげたまま腹の上にのせるのは、やはり具合が悪かった。

 結果として、本体価格2,100円に加え、部品代として4,100円、計6,200円をこのパソコンには投じたことになる。ほかに手持ちの部品でハードディスク(40GB→320GB)、メモリ(512MB→1GB×2枚)もそれぞれ増強した。6,000円もあれば、もう少しましな中古パソコンが買えた気もするが、ジャンク品をいじって何とか使えるようにするというのも目的だったので、その意味では有意義な出費だったと自分に言い聞かせている。

 最後になったが、OSはZorin OSを入れた。本当はWindowsを入れたかったのだが、新規に購入するとなると、それこそ格安の新品パソコンを買った方がましという事態になる。Zorinを選んだのは単に見た目の問題だが、非力なスペックでも一応は軽快に動いてはくれている。ただ、フリーズが頻発するのには閉口している。Ubuntu系特有の症状なのだろうか。
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