マルくん、古○忠氏と遭遇する



 9日の福岡市は好天が戻り、暖かい日となった。冬の間中、紫外線ライトの下で過ごしていたマルくんを久しぶりにベランダに出し、日向ぼっこをさせた。そこに県議選に立候補している人物の選挙カーがやってきた。10日はいよいよ統一地方選の投開票日である。

 私は当日仕事なので、先週の土曜日に期日前投票を済ませた。市議選、県議選は私なりにしっかり考えて投票した。悩んだのは知事選だ。2人が立候補しているが、多党相乗りVS共産党推薦という図式である。「有権者をバカにするな」と一番嘆きたくなるパターンだ。いっそのこと「マルくん」と書いてやろうかと思ったが、土壇場で自制心を働かせた。ドタバタの候補者選考の末、選択肢を提示できなかった自民、民主両党は本当に情けない。

 知事選で危うく1票を獲得しかかったマルくんは、我が家では時折「知事」と呼ばれている。
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福岡市博物館、大改装へ

旧聞に属する話2011-晴天2

 福岡市博物館で今年度から、常設展示室のリニューアルが始まる。1990年10月の開館以来、一度も大がかりな改修は行われておらず、展示品・展示方法ともさすがに陳腐化してきたというのが理由らしい。福岡市の公式サイトによると、予算は付帯施設の改修費を含め6億数千万円が見込まれており、かなり大規模なものとなるようだ。

 ここの目玉は、あの有名な「漢委奴國王」の金印だ。館には毎年40万人前後が訪れるというが、初めての来館者の中には、この国宝が目当てという人も少なくないだろう。1辺が2.3cm。実物は意外にちっぽけなものだが、初めてあの輝きを目にした時は非常に感慨深かった。何しろ福岡市美術館(博物館開館前はこちらに展示されていた)が開館するまで、金印は上野の国立博物館に召し上げられており、地元であるはずの福岡市民も「教科書でしか見たことがない」という人が大半だったのだ。

 しかし、開館からすでに20年以上。常設展示室に一度も手を入れる必要がなかったのは、金印という絶対的な切り札があったためだろうが、他の展示が十年一日のごとしではリピーターにとって魅力がないのもまた確かだ。私のような非文化的な人間でも、“たまには”博物館に行くのだが、常設展示室にはこの数年、足を踏み入れていない気がする。現在は色々と問題が起きている「人体の不思議特別展」に行った時が確か最後ではないだろうか。

 「特別展には行くが、常設展示は見ない」といった声は、実際に館や教育委員会にも寄せられていたと聞いている。市が財政難の中で常設展示の大幅刷新に踏み切ったのは、こういった声の後押しもあったのだろう。改修事業は、業者にアイデアを募った上で3年がかりで行われる。新展示室のお披露目は2014年度になりそうだが、金印が展示品の目玉であり続けるのは言うまでもない。

 きょう8日の福岡市はあいにく雨。写真は快晴だった数日前にたまたま撮影したものだ。昔は博物館の後ろに福岡タワーが見えたものだが、この1、2年の間にマンション群が建ち、タワーの姿をほとんど隠してしまった。現在ではアンテナ部分が辛うじて見えるだけだ。
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水分峠レストハウス

旧聞に属する話2011-水分峠

 写真は、大分県由布市の国道210号線沿いにある旧・水分峠レストハウスだ。この場所は210号線とやまなみハイウェイのちょうど分岐点。以前は、格好の休憩場所として大勢のドライブ客でにぎわったものだが、大分自動車道の開通以降、次第に来店客が減少していたらしく、2年前の5月に閉鎖された。

 それなりに手入れがされているのか、2年間野ざらしの割には状態は良いようだったが、いずれ廃虚になるのは目に見えている。経営していたのは近鉄・別府ロープウェイ。閉鎖を伝える地元紙・大分合同新聞の記事が今もネット上に残っているが、それによると、同社は今後の施設利用について「検討中」と答えている。まさか2年間も検討しているわけではないだろう。

 施設を現在も同社が所有しているかは分からないが、経営難で閉鎖した施設だから、活用が難しいのは理解できる。しかし、九州の誇る観光地、湯布院やくじゅうの玄関口にも当たる場所なのだ。取り壊すにしろ、別の施設に転用するにしろ、早急に取りかかるべきではないか。やはり高速道開通により車の流れが減った一般道沿いで、廃虚となったドライブインなどを時折見かけるが、ああなるのは勘弁してもらいたい。

 写真を撮影したのは、先日、くじゅう方面にドライブした際だが、元「常連客」の一人として寂しいものがあった。昔、ここでカボス風味のドリンクを買ったところ、独特の香り(ズバリ言えば、トイレの芳香剤のような…)で、家族全員が「ウッ」となったことが懐かしい。この商品、まだどこかで販売しているようだったら申し訳ない。個人の感想としてご容赦を。

 この話に関連して、宮崎県野尻町(現在は小林市に合併)の国道268号線沿いにあったドライブイン萩の茶屋を思い出した。ここも宮崎自動車道開通の影響で利用客が減り、経営する宮崎交通が98年に閉鎖した。ただ、飲食施設は閉鎖しても、四季折々の花が植えられた周囲の公園は残すと聞いており、多分健在だろうと思ってその後を調べてみた。

 健在だった。地元の大きなラーメン店が運営を引き継いでおり、今も花の名所として親しまれる一方、ラーメン店も繁盛しているらしい。この店の名物はニラ・もやし炒めをたっぷりのせた「ベトコンラーメン」で、もとは東海地方のご当地ラーメンだとか。次に宮崎に行く機会があったら、今度は国道を通り、名物ラーメンを食べてみたい。
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舞鶴公園のサクラ2

旧聞に属する話2011-水面

 6日夕、福岡市中央区・舞鶴公園のお堀端で撮影した水面に映ったサクラ。もう少し水が澄んでおり、なおかつ腕が良かったら、もっときれいに撮れたはずで、少し残念な写真だ。

 サクラはちょうど満開のようだが、水面には早くも散った花びらが浮かんでいた。予報によると、福岡地方の天気は7日夜ごろから崩れ始めるらしい。統一地方選の投開票がある10日が見頃としては最後の週末になるのではないか。
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福岡市の持ち家比率37%

旧聞に属する話2011-福浜団地

 福岡市の公式サイトで、市営住宅事業を対象に行われた
2010年度包括外部監査の結果が公表されている。依然として3億円近い家賃滞納を抱えているなど問題は山積のようだが、こういった点以上に、監査結果が浮き彫りにした福岡市の住宅事情が非常に興味深かった。

 一番関心をひかれたのは市営住宅入居者の世帯状況だ。独り暮らしと2人世帯が合わせて66%を占めている。しかも高齢者の割合が高いらしい。高齢社会の進展や、民間が高齢者世帯に住宅を貸したがらない風潮を考えれば、十分に予想できたことだが、核家族世帯も多いのではないかと漠然と考えていた。しかし、3人以上の世帯の割合は34%にしか過ぎない。

 入居者を決める抽選の倍率も、平均の約20倍(これも十分高率だが)に対し、単身者用の高齢者住宅に限れば、実に40倍を超える。福岡に限った話ではないと思うが、おおざっぱに言えば、市営住宅はもはや子育てではなく、老後の場となっている。

 福岡市の持ち家比率が37%と極めて低いことにも驚いた。19政令市の中では唯一4割を切っており、当然最下位。40%台にしても大阪(40%)、川崎(44%)など5市だけで、13市までは比率が5割を超えている。トップの新潟に至っては65%もの高率だ。

 福岡市が極端に低率である理由について監査では特に言及はないが、人口に占める学生の割合が高い(6%弱)ことが理由の一つではあるだろう。ただし、もっと高い京都(10%弱)の持ち家比率は52%だ。福岡市民の年収に比べ、一戸建て住宅やマンションの分譲価格が高過ぎるのだろうか。あるいは市民の気質的な要因があるのかもしれない。

 持ち家比率の低さと市営住宅入居者の高齢化は、恐らく密接にかかわっている。だとしたら、今後の福岡市の住宅政策は容易ではないか。市が今まで行ってきたのは、早良区百道浜や東区香椎浜、あるいは人工島などで顕著だが、市や第3セクターが率先して地価のバカ高い住宅地を造ることだ。当然、地価の高さは民間の住宅分譲価格に跳ね返り、百道浜などでは一戸建てはおろか、マンションの中にも分譲価格が億を超える物件がある。福岡には不釣り合いという以外にない。行政がやるべきは、安価な住宅供給を先導することではないのか。

 流れに任せて市営住宅を高齢者住宅に特化する方がより簡単とは思うが、高齢者にだけ税金を集中投入する現在のようなあり方は、市民の理解を得るのが段々と難しくなるに違いない。写真は、中央区の市営福浜団地。
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舞鶴公園のサクラ

旧聞に属する話2011-サクラ1

旧聞に属する話2011-サクラ2

 3月22日の開花宣言から10日。福岡のサクラが見頃を迎えつつある。福岡市の中心部近くにある舞鶴公園には4月1日、花見客が繰り出していた。ただ、東北が大変な時期ということもあり、金曜の割には人数は少なめで、全体的に静かな雰囲気だった。宴たけなわになると、様相は変わるかもしれないが。

 以下の写真は3日午後に撮影。花見客を狙って市議選の候補者が街頭で支援を呼びかけていたが、ずいぶん偉そうなのが1人いた。何が偉そうなのかというと、ウグイス嬢の連呼していた言葉が「本日は本人もご挨拶に参っています!」。この候補者、普段は自分で有権者に挨拶していないのか? 「人を馬鹿にした選挙運動だな」と思い、近くにあったポスター掲示場で素性を確認したら、民主党の新人候補。傲慢なところが、いかにもこの政党らしいと納得した。

旧聞に属する話2011-サクラ3

旧聞に属する話2011-サクラ4
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