VAIOのリフロー修理に挑戦

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 起動しなかったVAIO VPCEE25FJの修理に挑戦した。私が電化製品をいじると、壊れていないものは壊し、壊れているものは完膚なきまでに破壊してしまうのが常で、電化製品に不具合が起きた際は、家族から「お願いだから、触らないで」とくぎを刺されてきた。今回は元々壊れたジャンク品なので、家族は見て見ぬふりだったが、修理のために料理用アルミホイルを大量に使ったことには不満そうだった。なお、修理の結果を最初に報告しておくと、完全に失敗で、状況は全く好転しなかった。

 このVAIOについては以前紹介したことがあるが、久留米市善導寺のハードオフで買ったものだ。価格は1,080円。同じハードオフでも時間軸が違う世界にある某市の店舗とは違い、ここのジャンク品は少なくとも21世紀に販売されたものが並んでいる。それはともかく、通電はするが、起動しない状態で、インターネットで調べた限りでは、グラフィックチップの半田付けに不具合が起きたことが原因と疑われた。チップを熱風であぶったり、オーブンで焼いたりして半田を再固着する「リフロー」なる修理法があるらしかったが、私にはハードルが高すぎるように思え、修理をあきらめ放置していた。

 しかし、いじるのが目的で買ったジャンク品なのだから、放置したままでは粗大ゴミを買ったも同然。少しは金をかけても修理に挑戦することにし、ヒートガンをネットで注文した。ヒートガンとは数百度の熱風が出るドライヤーに似た形状の工作道具で、これでグラフィックチップの半田をあぶってみようという目論見だ。ただし、日常生活の中で、他に使い道があるような道具でもないので、ネット通販では最安値の1,000円あまりの格安品を買った。他に使い道があったにしても、金がないので、やはり格安品を買ったとは思うが、多分これが失敗だった。

 写真が、ネット情報を参考に、リフローに挑戦した時の模様で、グラフィックチップの周囲を覆っているのが問題の料理用アルミホイル。家族によると、このアルミホイルは食材がくっつかない優れもので、普通のアルミホイルよりも値段が高いらしい。アルミホイルで覆ったのは、ヒートガンの熱風がチップ以外に悪影響を与えないためだったが、ヒートガンのスイッチを入れてしばらく後、異変に気づいた。仕様によると、200度以上の熱風をチップに浴びせているはずなのに、至近距離にいてもいっこうに熱さを感じないのである。

 ヒートガンをやや離して自分の手に熱風を当てて確かめてみたところ、熱いのは確かに熱いが、これで半田が溶けるかと言えば、微妙にも思えた。数分後、VAIOを仮組みして電源ボタンを押してみたのだが、残念ながら起動せず、さらに数分間、熱風を浴びせてみても状況に変化はなかった。考えてみれば、ネット情報を鵜呑みにしてグラフィックチップの半田不良が原因と考えているが、別の原因で起動しない可能性もあり、その場合は完全にお手上げだ。VAIO復旧は再度あきらめ、部品取りに活用することにした。このVAIO、VAIOらしからぬことに、非常に分解がしやすく、ハードディスク、メモリーだけでなく、CPU(AthlonⅡ、2.1GHz)さえ簡単に取り出すことができた。AthlonⅡが再利用できるとは思えないが。
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べたべたのポメラDM10を破壊した

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 ずいぶん前に文書作成専用の端末ポメラDM10を何かの景品でもらい、高くて買えないモバイルパソコン代わりに持ち歩いていたことがある。しかし、仕事でもプライベートでも外出先で文書を書く機会などなく、そのうちに引き出しの奥深くにしまい込み、何年もほったらかし状態だった。先日、存在を思い出し、引き出しから取り出したところ、まるでアメ玉のようにべたべたになっていた。ステッカーか何かと一緒にしまっていたのだろうかと疑ったが、そんな様子もない。調べてみると、DM10は外装のコーティングが加水分解し、100%べたべたになるとのことだった。ただでもらったものなので、特に腹も立たなかったが、買った人にとってはさぞかし不愉快な欠陥だったことだろう。

 使うつもりはなかったが、べたべたの状態にしておくのも何だと思い、表面を拭き取ることにした。しかし、力を入れすぎたのだろう。折り畳み式キーボードの蝶番に当たる部分を壊してしまったらしく、キーボードを開いても固定できなくなった。テキストエディター以外の機能はないのだから、これは致命的な破損で、このマシンの寿命は尽きたも同然だ。どうせ持ち運ぶ予定はないのだから、キーボードを開いたままの状態にし、両面テープなどで固定すれば、使用できなくもないが、複数あるノートパソコンを差し置いて固定式のポメラを使わねばならない状況が思い浮かばない。

 このポメラ、私は全く活用することなく破壊してしまったが、文章を書くことに特化した端末は主に中高年男性に受け、大ヒットしたと聞く。キーボードを折り畳めば文庫本サイズというコンパクトさに加え、ノートパソコンなどとは比較にならない起動時間の速さが支持されたらしい。この話を聞いて、外で文章を書きたい人、あるいは書かねばならない人がそんなに多かったのかと驚いた。しかも仕事だけでなく、ブログを書くのに利用した人も少なくなかったということには、驚きを通り越してショックだった。

 私も10年前からブログを続けているのだから、月に何度かは文章を書くことがある。だが、外では見聞きしたものをメモするのが精いっぱい。帰宅後、このメモや資料を参照しながら文章をまとめているのだが、書くのが極端に遅いため、書き上げるまでに下手したら数日かかることもある。

 ここでようやく理解した。外出先で気軽に文章を入力できる端末など、使いこなせるのは文章を書くのが速い人だけで、私などにはそもそも無用の長物だったのだと。スタバでMacBookを開いている方々に年がいもなく憧れ、Macに少し似た格安のドンキーPCでも買おうかと思っていたが、放置した揚げ句にべたべたになったポメラの惨状を再確認し、きっぱり断念した。
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九重“夢”大吊橋はやはり怖かった

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 大分県九重町の鳴子川渓谷に架かる九重“夢”大吊橋を11年ぶりに渡ってきた。全長390㍍、高さ173㍍。2006年の完成当時、歩行者専用の吊橋としては長さ、高さとも日本一だった。現在では、長さは静岡県三島市に2015年完成した三島スカイウォーク(長さ400㍍、高さ73㍍)に抜かれたが、だからと言ってこの橋の怖さが薄れたわけではない。高所恐怖症のくせに好奇心から初めて大吊橋を渡ったのは2008年8月だったが、あまりの恐ろしさに足がすくみ、渡りきるまでに連れよりもはるかに時間が掛かった。性懲りもなく再びチャレンジし、高さ173㍍の空中を歩く恐怖を再び味わってきた。

 ただ、前回とは若干違ったことがある。初めて渡った時、首からカメラをぶら下げていたのだが、周囲の景色に目を向ける余裕などは全くなく、この時の写真は渡り終えた後に撮った記念写真ぐらいしかない。ところが、今回は平日で空いていたこともあり、途中で何度も立ち止まっては眼下の絶景を写真に収めてきたのだ。ここ最近、山に登っては断崖から平気で下を見下ろし、家族から「危ないからやめろ」と注意されることも度々だった。高所恐怖症がやわらいでいるのではないかと感じていたが、再度大吊橋を渡り、その意を強くした。

 そういえば、子供時代から高所恐怖症ではあったが、小学校低学年頃まではむしろ、「バカと煙が高いところに上りたがるのは本当だな」と親にののしられて育ってきた。それがなぜ高所恐怖症となり、今頃になってなぜ治りつつあるのか、自分でもさっぱりわからないが、私の高所恐怖症とは、要するにその程度のものだったのだろう。

 九重“夢”大吊橋は、観光振興のため町が20億円の予算を投じて建設したものだ。20億円のうち、9割近い17億3500万円が過疎債などの借金で、町は通行料(大人500円、小学生200円)収入により12年がかりで返済する計画だった。ところが、開業1年目に目標25万人の10倍近い230万人が押し寄せるなど大変な人気を呼び、借金はわずか2年で完済。それだけでなく、未就学児に限っていた町の医療費補助を小中学生まで拡大できたというのは有名な話だ。2017年3月には開業以来の通行者が1000万人を突破した。

 この橋の成功は、過疎や財政難に苦しむ全国自治体の注目の的となり、観光客に交じって多数の視察団も詰め掛けたという。しかし、彼らの中には九重町側の説明に刺激を受けながらも、「多額の税金を使って観光施設を造っても、もし誰も来なかったら」と不安を口にする人もいたらしい。橋を渡るスリルに加え、紅葉の名所・九酔渓をはじめとする周囲の景観、さらには九州を代表する観光地・阿蘇くじゅうのほど近くに位置することなど、橋が大成功を収めた理由はいくつか思い浮かぶが、道路事情の悪さを考えれば、「知る人ぞ知る観光名所」で終わった可能性もゼロではなかった気がする。

 その道路だが、くじゅう方面に向かう際は、普段は大分道九重ICから九酔渓の険しい山道を経由するか、湯布院ICから少し逆戻りしてやまなみハイウェイを利用することが多いのだが、この日は四季彩ロード(広域農道)という九酔渓の迂回路を初めて通ってみた。結構快適な道だった。
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FMV-BIBLO改造に挑戦

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 最近、暇があるとYoutubeでパソコン改造動画を見ている。格安のジャンク品を現役復帰させる動画は特に面白く、自分でもやってみたいと思い、ジャンクパソコンを仕入れに某市のハードオフに行った(福岡市には店舗がない)。ところが、ジャンク品の棚にあった複数のノートパソコンはCPUがPentium IIIという恐るべき年代物で、しかも値段が5,000円超のものさえあった。東京・秋葉原のように2,000~3,000円で掘り出し物が見つかるとは最初から期待していなかったが、20年前のパソコンがいい値段で売られているのも予想外だった。時間軸が違う世界に迷い込んだ気分だった。

 仕方がないので、手持ちのパソコンの改造と修理に挑戦することにした。改造のターゲットは昨年暮れ、通販で買った富士通の中古ノートパソコンFMV-BIBLO NF70Wだ。購入価格は9,800円。これも発売当時はWindows Vistaがインストールされていた一昔以上前の代物だが、現在は32bit版ながらWindows10が入っている。購入直後にメモリを2GBから4GBに増やし、ハードディスクも80GBから320GBに増強していたが、さらなる強化を図ろうと、CPU(Core2Duo T5500 1.66GHz)を交換し、ハードディスクも読み書きが圧倒的に速いSSDに入れ替えることにした。

 このためにネット通販で手に入れたのは、CPUがCore2Duo T7200(2.00GHz)の中古品で、976円。SSDは120GBの品で、こちらは一応新品ながら破格の2,500円。有り難いことに、いずれも送料は無料だった。だが、SSDが内側がプチプチの袋に裸で入っていたのにはびっくりした。格安なので文句は言えないが。

 結論から先に言うと、これらの部品の換装を何とかやり遂げることができ、Windows10も64bit版に入れ替えた。この結果、少なくともパソコンの起動は早くなった。ストップウォッチで計ったところ、電源ボタンを押してから、デスクトップ画面が表示されるまで約32秒で、改造前の半分以下だ。ただ、メインで使っているパソコン2台(2台なのはテーブル用とこたつ用)もこれ以前にSSDに換装していたのだが、この2台の操作性が劇的に向上したのに比べれば、それほど使い心地に変化はない。やはり規格が古いため、SSDの能力を十分に発揮できていないのだろう。CPU交換に至っては、ファンがうるさくなったことが多分、唯一の成果(?)だと思う。

 しかも悪いことに、老眼と生来の不器用さが災いし、パソコンを分解する際にキーボードのキートップ2個を破壊し、キーボード上部のネジ隠しのカバーも折ってしまった。改造によってパソコンの性能は若干は向上したかもしれないが、それ以上に見た目が相当に悪化し、もはやジャンク以下だ。改造行為自体は面白かったのだが、性能アップと見た目の悪化のプラスマイナスを冷静に考えると、改造をやって良かったのどうか非常に微妙なところだと思う。3,000円あまりとはいえ、金を費やしたことを思えば、マイナスの方が大きかったかもしれない。(壊れたキートップはinsertとNumLkで両面テープで補修し、カバーも両面テープで貼り付けている)

 なお、修理に挑んだのは、1,080円で買ったジャンク品のVAIOで、この顛末については後日、気が向いたら報告したい。
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