旧・九大教養部、解体進む

旧聞に属する話2011-旧教養部3

旧聞に属する話2011-旧教養部2

 九州大六本松キャンパス(旧教養部)の跡地で、校舎の解体が進んでいる。敷地や建物は遮音用のフェンスで覆われているが、跡地を一周すると、ところどころフェンスが透明だったり、設置されていなかったりする個所があり、なんとか中の様子をうかがうことができた。すでにかなりの建物が取り壊されているようだったが、敷地の外れにある木造の「亭亭舎」は、なぜか今も健在だった。

 下の「亭亭舎」の写真は、フェンスと地面とのすき間にカメラをこじ入れ撮影してきた。教養部の前身、旧制福岡高時代から残る伝統の建物らしいが、見た目は老朽化した平屋の住宅に過ぎない。学生集会所というもっともらしい名前はあったものの、実態はコンパ会場だった。

 ここで高歌放吟し(へべれけに酔い)、青春を謳歌した卒業生の間では「残してほしい」という声が強く、一部に伊都キャンパスへの移築を望む声もあるらしいが、果たしてどんなものだろう。歴史を踏まえれば、「亭亭舎」の建物は、やはり六本松の地にあってこそという気もするが。

 周囲は木々で囲まれており、改めてキャンパス跡地を眺めると、想像以上に緑が多いことに驚く。跡地は以前にも紹介したように、一部に裁判所や検察庁などの司法機関が移転し、残りは住宅地になる。どうにもバランスが悪い跡地利用に思えるが、現在の緑を大事にさえすれば、少なくとも落ち着いた雰囲気の街並みづくりは可能だろう。


旧聞に属する話2011-旧教養部4
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