黄砂がうっとおしい

旧聞に属する話2011-黄砂1

旧聞に属する話2011-黄砂2

 この連休の間、福岡には連日のように黄砂が襲来し、視界も空気もすこぶる悪い日が続いている。北部九州特有の話かと思ったら、テレビニュースによると、首都圏でも観測されており、はた迷惑な中国からのお客さんに国内各地がうんざりしていたようだ。

 昔、学校で黄砂について学んだ時は、中国奥地の砂漠で嵐によって巻き上げられた黄土が偏西風に乗って日本にやってきていると聞き、「壮大な自然現象だな」とむしろ感じ入っていたものだ。だから春の風物詩と思い、以前は気にとめたことさえなかった。ところが、最近はうっとおしくて仕方がない。

 中国という国に対する私の意識の変化も大きいのだろうが、実際に黄砂が襲来する頻度が高くなっているのではないかと思い、気象庁のサイトで調べてみた。気象統計情報の中に1967年以降の黄砂観測日数が掲載されており、年によってばらつきは大きいものの、2000年以降観測日数が増えていることが確かめられた。1971~2000年の平均観測日数は年間約20日。これに対し、2001年からの10年間の平均では約30日で、ちょうど10日間も増えている。これではうっとしいはずである。

 なぜ、黄砂が増えているのか。要するに中国内陸部の砂漠化が進行しているためのようだが、その原因については地球温暖化のほか、土地利用の失敗など諸説ある。黄砂とともに大気汚染物質が日本を襲っているという指摘もあり、もはや春の風物詩と笑っていられる時代ではないのは確かだ。
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