“騎馬民族”征服説

旧聞に属する話2011-騎馬民族

 福岡の街中を自転車で疾走している連中を、私は“騎馬民族”と呼んでいる。歩行者をまるで農耕民族のように蹴散らしていく姿は、フン族や匈奴もさもありなんと思わせる猛々しさで、的を射たネーミングだと自画自賛しているぐらいだ。

 最近は、自転車そっくりの電動バイクを無免許・ノーヘルで乗り回していた女が書類送検される事件があった。この女は「免許がいるとは知らなかった」と釈明したうえで、バイクはネット通販を使って6~7万で買ったと供述したらしい。6~7万円など私には大金である。これだけの金を支払いながら、買った商品の正体を知らないとは豪気なものである。

 高齢女性を転倒させ、骨折させた女が「急いでいるから」とデタラメな連絡先を紙に書いて渡し、逃げ去った事件もあった。容疑者は捕まっていない。この二つの事件を見れば、狡猾さも相当なものだ。

 騎馬民族征服説とは、東大教授だった江上波夫氏が終戦直後に唱えた学説で、大陸の騎馬民族が列島に渡来し、ヤマト王権を打ち立てたというものだ。現在では、この説を否定する研究者が多いと聞くが、その筆頭が佐原真氏だった。この佐原氏とは、例の旧石器捏造事件の際、まっとうな批判をしていた若手研究者を力で封じ込めたと批判される人物だ。

 学説の正否など浅学非才の身には分からないが、騎馬民族征服説の旗色が悪いのは、単に佐原氏の方が声が大きかっただけという可能性はあると思う。福岡の自転車事情を見ると、モラルうんぬんのレベルではなく、騎馬民族の遺伝子を受け継いだ輩が暴れ回っていると考えた方がまだしも理解しやすいからだ。

 写真は、歩行者を守るため、歩道を区切って設けられた自転車専用レーン。これだけ明確に区別されているのに、それでも歩道を平気で走る人間がこの街には結構いる。
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