大牟田4人殺害、死刑確定へ

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 「『殺人県』福岡」の中で言及した大牟田の元組長一家による4人殺害事件。1・2審で死刑判決を受けた一家4人(元組長夫婦と長男・次男)のうち、母と次男に対する上告審判決が3日あり、最高裁は2人の上告を棄却、死刑判決が確定することになった。公判が分離されている父と長男の判決は17日に下されるが、常識的に考えれば、母子と同様の判断だろう。「一家4人全員に死刑」は動かないと思われる。

 この事件の特集記事が
読売新聞九州版のサイトにあるが、最初から読み返してみると、長男、次男の特異な人間性に驚かされる。凶悪という言葉では足りないほどの無軌道ぶりで、国選弁護人の引き受け手がなかったため「あみだくじ」で決めたというのも納得する話である。こんなケースは聞いたことがない。

 事件は、一家4人が金を奪うため知人の一家3人とその友人を次々に殺害し、遺体を川に遺棄したというものだが、逮捕後の行状も凄まじいものだった。長男は警察の不手際で地検支部から逃走したほか、次男は留置所でトイレットペーパーを大量に飲み込み自殺を図った(死ねるとは思えないが…)。さらにはこの兄弟、傍若無人にも法廷で大喧嘩をやらかし、次男は1審判決の際には被害者遺族をにらみつけ、2審判決の際には「メリークリスマス!」と大声を上げて退廷していったらしい。

 2000年代初めに福岡を騒がせた大量殺人事件はこの秋、相次いで上告審が開かれている。9月には中国人留学生らによる福岡一家4人殺害事件が結審、来月には北九州監禁殺人事件の上告審弁論が予定されている。この大牟田4人殺害を含め、ようやく刑が確定することになるが、北九州事件が発覚から今年で9年目、福岡事件が発生から8年目、大牟田事件が7年目だ。長い歳月である。写真は最高裁。
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