荘厳だった川南造船所の内部


 長崎県松浦市に行った帰りに、佐賀県伊万里市の川南造船所跡に立ち寄ってきた。ちょうど1年前にも写真撮影に来たのだが、近く解体が始まると聞き、もう少し写真を残しておこうと思ったのだ。無断で中に入るのは気が引けたため、外観をバシャバシャ撮影していたところ、幸運にも地元の方に案内していただき、内部も撮影することができた。

 1955年の操業停止からすでに56年が経過してる割には予想以上にきれいな姿をとどめていた。巨大な空間に天窓から光が差し込み、何となく大聖堂にでもいるような荘厳な雰囲気さえ感じた。コンクリートも思いのほか劣化していない様子で、柱に記された当時の安全標語が鮮明に残っていることに驚いた。ただ、壁面のあちこちにはスプレーによる落書きがあり、地元住民が治安上の問題から撤去を望むのも仕方がないことと感じた。

 案内していただいた方によると、今月下旬には解体作業が始まるらしい。13日も「取り壊し前にどうしても見たかった」とはるばる東海地方から来ていた先客に出会ったが、しばらくは「最後の機会だから」とこの場所を訪れる人が絶えないかもしれない。伊万里市が解体費用を9月市議会に提案した際の新聞報道によると、費用は約9500万円、全面撤去までには4か月ほどの期間がかかるらしい。


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