新垣渚の復活に期待


 写真は、野球少年たちにサインする福岡ソフトバンクホークスの新垣渚。撮影は2003年冬。ちょうど彼がダイエーホークスと入団契約を交わした頃だ。ホテルシーホーク内にあった中華料理店で少年野球チームがお別れ会を開いていたところ、たまたま店内に当時の球団オーナー中内正氏が居合わせた。ユニホーム姿の子供たちに喜んだ中内氏は、携帯電話で(恐らくホテルかドーム内にいた)新垣を呼び出し、サイン会を設定してくれたと聞いた。プロ入り前とは言え、九州では新垣渚の名はすでに轟いており、子供たちにも大人気だったようだ。

 プロ入り後も順調に活躍を続けた彼だが、相次ぐ暴投で調子を崩した後、肩まで故障し、この2~3年は満足な仕事をしていなかった。ただ、少し擁護させてもらえば、暴投となった投球の中にはバッターが空振りしたケースもあったのだから、キャッチャーが何とか抑えてくれれば、「切れ味鋭いスライダー」と賞賛されたかもしれないと思う。とんでもない暴投が多かったのも確かだが…。

 今年、ホークスは彼が新人だった年以来、8年ぶりに日本一に輝いた。1軍マウンドにさえ立てなかった新垣だが、25日のアジアシリーズ第1戦では3~7回を無失点に抑え、復活の足が掛かりをつかんだ。テレビ中継を見た限りでは、変化球主体の慎重なピッチングで、剛球投手というイメージは薄れた気がしたが、速球の球速は140キロ台後半は出ていた。チームを支えてきた左の2枚看板・杉内、和田の去就が微妙だけに、本来ならば3本柱と呼ばれていたはずの新垣の完全復活に期待したい。
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