マラソン川内、Wブッキング?


 福岡市であす12月4日、福岡国際マラソンが開かれる。福岡の冬の風物詩。今年はロンドン五輪の代表選考会も兼ねているため、例年以上の熱戦が期待されており、主催者・朝日新聞の予告記事によると、中でも注目は「走る公務員」川内優輝選手らしい。ここまで読んで「はて?」と首をひねった。別のマラソンに川内選手が出場するとの記事を最近読んだ気がしたからだ。

 ネットで調べて、記憶が間違いなかったのを確認した。山口県防府市で12月18日に開かれる防府読売マラソンの招待選手に、川内選手の名前がやはりあるのだ。中2週間でフルマラソンの大会に連続出場するなど聞いたことがない。それとも近接した二つの大会に両方ともエントリーし、体調などを見極めてどちらかに出場するということが当たり前に行われているのだろうか。ただ、川内選手の場合は両大会とも招待選手なので、これは単純にダブルブッキングだと思える。

 ダブルブッキングであるとして話を進める。今年2月の東京マラソンで日本人最高の3位に入って以来、川内選手は「最強の市民ランナー」として一躍マラソン界のスターとなった。少なくとも私のような素人にとっては、彼が出場しているか否かで大会への関心度合いがまるで違う。多分、様々なマラソン大会の主催者も同じことを感じているだろう。そこで、彼に出場依頼が殺到することになるが、実業団に所属していないため、自分一人でスケジュール管理を行わざるを得ない。その結果、近接する大会の依頼を受けてしまったのではないか。勝手にこんな想像をしている。

 強豪とは言え、一人の市民ランナーに過ぎない。陸連あたりがもう少し配慮してくれても良いと思うのだが。何はともあれ、川内選手が福岡でも激走を見せ、首尾良くロンドン五輪代表の座を勝ち取るか、あすのレースに注目したい。


 <12月18日記>ダブルブッキングでないかと憶測を書いたが、川内選手は予定通り防府読売マラソンに出場。連覇を飾ったバトオチルに次いで2位に入った。私ごときの常識で測れるような選手ではなかった。

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