ペタジーニ!?

旧聞に属する話2010-ヤフードーム

 昔、ヤクルトや巨人で活躍したペタジーニを、地元・福岡のソフトバンクが獲得した。日本球界復帰は6年ぶりらしいが、つい最近もバラエティー番組で見かけた気がするので、あまり「懐かしい!」という感じはしない。昨年までは韓国球界に所属し、大変な活躍をしていたそうだが、秋山監督は当面2軍で調整させる方針のようだ。

 正直なところ、“守れない、走れない”選手ばかりを集めて、チーム編成としてはいかがなものかという気がするが、ここ数年、ソフトバンクが大砲不足で苦しんできたのは確かだ。何しろ主砲として期待されるMさんが“守れない、走れない、ついでに好機で打てない”の三重苦状態だから。年にホームラン20数本でも打ってくれたら、御の字だろう。王さんの眼力に期待したいところだ。

 大方の人が痛感しているのではと思うが、ここ最近のソフトバンクのチーム作りは、非常に不可解だった。パウエル強奪事件や城島獲得失敗など、そのいい例だが、水面下では、王さんと背広組のフロントとの間で深刻な対立が続いていたのではないか。主導権を握っていたのは背広組であり、王さんは戦意喪失というか、ソフトバンクに嫌気がさしていた節がある。城島の問題も大きいだろう。城島については「ホークスに2度までも後ろ足で砂をかけた」という非難が一部にあるが、彼はマリナーズ退団を決意した早い段階で、内々に古巣に相談、ここでソフトバンクのフロントに冷たくあしらわれたのではないかと推測している。恐らく城島が日本球界復帰を正式に宣言した段階で、ソフトバンク入りの可能性などすでに消えていたのだ。

 このまま進めば、フロントの意図した王さんの影響力排除が成功したと思うが、最後に打った森脇氏解任という手が、王さんの逆鱗に触れた。日本球界の至宝が本気で怒れば、木端フロントなど吹っ飛ぶ。その結果が竹内孝規・最高執行責任者(COO)の事実上の解任であり、王さんのチーム編成責任者就任、森脇氏の背広組での復帰、ヤフードームへの王ミュージアム設立計画などだろう。王さんと竹内氏、どちらを取るかの選択を迫られ、竹内氏を選ぶオーナーなどいないだろうから。

 不可解なチーム編成についての責任の一端(あるいは大半)は、個人的には竹内氏にあると踏んでおり、彼の退任は喜ばしいことと思っている。ただ、かわいそうなのは、森脇氏の後任としてフロント組が引っ張ってきた大石大二郎ヘッドコーチだろう。ヘッドコーチといいながら、どうもチーム内で存在感がないように思え、マスコミにもまったく登場しない。また、王さんのチーム作りは明らかに大艦巨砲主義に回帰しており、その方が「九州の人間は喜ぶ」と確信していることも少し心配だ。去年までのオリックスのようなチームにならないと良いが。
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