女性議員の比率が低い社民党

DSCF4922b.jpg

 2月に霞が関・永田町界隈で写真を撮っていたら、胡散臭い風体が災いして警備の警察官に呼び止められた。お上りさんだと説明すると、あっさり放免された。写真の社民党本部はこの時、最高裁側から撮ったものだ。ずいぶん古ぼけたビルだなと思っていたら、最近になってこの建物の老朽化により社民党が苦境に立たされていることを報じる記事が相次いで掲載された。

 耐震上も問題があり、党側は建て替えを検討したというが、資金難で無理とわかった。そこで移転することにしたが、国有地を借りて建設しているため、退去の際は更地にして返還する必要がある。ところが、解体費用さえ捻出できず、完全に手詰まり状態だという。

 無様な話だが、首都高横の建物が地震で倒壊する可能性があるなど危険極まりない。落ちぶれたとは言え、まだ10人の国会議員(衆6、参4)を抱える政党だ。昨年12月末現在の総務省資料によると、全国では41人の都道府県議、323人の市区町村議もいる。彼らが身銭(元は国民の税金だろうが)を切ってでも建物解体を急ぐべきだろう。

 国会議員10人の顔ぶれを見ると、党首の福島瑞穂氏以下、7人までが九州・沖縄出身。しかも衆院小選挙区で当選した議員も重野安正氏(大分2区)、照屋寛徳氏(沖縄2区)と2人いる(2009年の選挙時はこのほかに大阪10区で辻本清美氏が当選したが、現在では離党)。社民党所属の地方議員数も九州・沖縄は県議14人、市町村議91人と全国で最も多い。この党を生きながらえさせてきたのが九州・沖縄の有権者であるのは間違いない。

 ところで、先の総務省資料を読んでいて意外なことに気付いた。この政党、党首も女性なのだから、地方議員もさぞかし女性の割合が高いかと思ったら、これが想像以上に低いのである。母集団が少ない都道府県議は41人中7人が女性で、比率は17.0%だが、市区議になると287人中38人で、13.2%にとどまる。これはマッチョな自民党の5.4%こそ上回っているが、共産党の37.2%、公明党の29.7%を大幅に下回る。民主党16.2%、みんなの党14.0%よりも低い。色々と理想論を並べる党だが、こんなところにも理想論の限界が露呈しているようで、面白いと思った次第だ。
関連記事
スポンサーサイト
[Edit]