長者原のトンボ

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 飯田高原(大分県九重町)の長者原登山口に、有名なガイド犬「平治号」の像がある。立派な白い秋田犬だったらしいが、像は子犬時代をモデルにしているようで、可愛らしい感じだ。昨年の今頃は少し古びたピンクの水玉のスカーフを巻いていたが、きょう8月31日は色鮮やかな青いスカーフだった。左耳には赤トンボが止まっていた。この日の飯田高原は日射しこそ強かったが、タデ原湿原にはススキの穂が顔を出し、秋の風情だった。

 毎年眺めるのを楽しみにしているヒゴタイの花はちょうど見頃だった。これはまったくの個人的感想だが、花の数が例年以上に多いように感じた。以前にも書いたことがあるが、毎年ここにヒゴタイを見に来る度に生息域が広がっているような気がする。もっとも8月28日に環境省が公表した第4次レッドリストでは、ヒゴタイは依然、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)にランクされている。タデ原一帯で咲き誇るヒゴタイは希少な野生種だ。

 ヒゴタイは漢字では「平江帯」、または「肥後躰」と書くらしい。平江帯の字は江戸時代の儒学者・貝原益軒が自ら編纂した『大和本草』の中で使っている。ただし、ヒゴタイの記述そのものは極めて短く「花ルリ色ナリ葉ハ敗醤ニ似タリ」とあるだけだ。敗醤が何かわからなかったが、オミナエシの古名だという。
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