西鉄バスの改心

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 転勤で福岡に戻ってきて10数年になるのだが、ずっと感じていることがある。西鉄バスがおかしいのだ。都市高速を爆走していない。一般道では下手したら法定速度程度で走っている。客の鼻先でドアを閉めるのが運転手の習性だったはずだが、最近ではバス停に走ってくる客を待っているケースが結構ある。それどころか、車いすの乗り降りを運転手が手伝っていることすらある。どれも“普通のバス会社”ならば当たり前の光景だが、昔の西鉄バスしか知らない人間には信じがたいことだろう。

 私が西鉄バスをよく使っていたのは1970~80年代だが、当時の運転手の質は本当にひどいものだった。暴走運転や利用者への暴言は日常茶飯事。当然、西鉄バス絡みの事故が頻発していた。また、朝夕の時間帯に限って、道は空いていてもわざとノロノロ運転をする輩も多かった。超過勤務手当てが狙いだったのだろうか。この体たらくで、毎年のように運賃値上げを行っていたのである。

 こんな事件があったことも覚えている。博多駅のバスセンターで何人もの乗客が待っていたのに、虫の居所が悪かった運転手がこれを無視、ドアを開けることなく発車してしまったのだ。運転手が気分次第でバス停を素通りすることなど当時は珍しくもなく、私も何度も苦い目に遭っている。ただ、先の博多駅事件は最終バスだったため、乗れなかった乗客たちもさすがに黙っておらず、翌日には新聞やテレビで大扱いされることになった。

 福岡市内の路線バス事業を寡占し、今も昔も殿様商売の西鉄だが、この頃は会社の傲慢な体質が運転手一人ひとりにも染み込み、西鉄バスの存在そのものが福岡の街をますます住みづらいものにしていた。

 その西鉄バスの体質が、福岡を10年以上離れている間に変わっていたのである。何があったのだろうか? 当たり前の市民感覚を持った人間が経営に携わるようになったのか、それともさすがの西鉄でも反省せざるを得ないような事件でも起こしたのだろうか。後者の可能性が高いとは思うが、その事件は特定できていない。過去の苦い思い出もあり、西鉄バスは極力乗りたくなかったのだが、この改心が付け焼刃でないかを確かめるため、たまには利用しようと思っている。
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コメント

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昔の西鉄バスがひどいものだったとは知りませんでした。
今や西鉄バスは信号を右折する車には一時停止して右折を待ち、バスが曲がる時は横断歩道の前で一時停止しする等(これには停止することを知らない一般車が追突するというリスクもあるようですが…)、大変マナーが良く、気持ちの良いバスになっています。

今でも悪いです。

地域によってか、運転手によって、違うとは思いますが今だに西鉄バスの運転は最悪です。
赤信号でも無理やり右折したり、お年寄りがいるのに、まつことがたくドアをしめたり。私の周りもみんな、バスの運転マナーがなっていないといっています。
生まれも育ちも福岡でずっと西鉄バスを利用していますが私はむかしより今の方がマナーがなってないとおもいます。

Re: 今でも悪いです。

コメントありがとうございました。
そうですか、今でも西鉄バスの運転は悪いですか。
西鉄は一応、福岡市を代表する企業の一つ、しかも命にかかわる交通事業者なのですから、きちんとした社員教育をして欲しいものですね。