社民党、九州・沖縄で延命


 16日投票の総選挙で、社民党が2議席を獲得した。沖縄2区で照屋寛徳氏が議席を守ったほか、比例選九州ブロックでも1議席を死守、大分2区で落選した吉川元氏が復活当選を果たした。「社民党、消滅秒読み?」の中で、九州ブロックの1議席死守は極めて厳しいと予想したが、九州・沖縄の有権者はまたも社民党の延命を望んだようだ。

 同党が比例選九州ブロックで獲得した票は約30万票。「社民党、消滅秒読み?」でも書いたが、過去の総選挙では1議席獲得のために32~33万票が必要だった。だが、今回は投票率が落ち、さらには政党乱立で票が分散したため、このハードルが若干下がった。地方組織の弱体化が進んでいる同党にとっては、これが幸いしたかもしれない。また、党首の福島瑞穂氏は全国遊説を九州・沖縄で締めくくったが、この戦略も功を奏したと言うべきだろう。

 比例選の他ブロックの状況を見ると、社民党が議席を争うだけの票を獲得した地域はまったくなかった。得票はもはや“諸派並み”だ。この政党の訴えが今も一定の支持を得ている九州・沖縄は、全国的に見て特異な存在となりつつある。福島氏も宮崎の出身であり、あるいは社民党は今後、九州・沖縄のローカル政党として細々と命脈を保っていくのだろうか。
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コメント

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社会党時代も含め、過去の軌跡を見れば此の党(社会党)は既に存在意義を失ったものだと考える。拉致問題や慰安婦問題の対応を追えば記憶にも新しい馬鹿馬鹿しさのみである。リベラルの言葉の響きだけに酔った者達の党と言っても過言ではあるまい。
いつしか革新を忘れ、とにかく護憲、時代を読む事も放棄した左派保守と云う信じ難い思想の形成を成した。
今回の選挙で、原発反対の訴えも代案すら提示できない寒い内容に国民も辟易したのではないか。国民は現実に対峙しだしたのである。現実を見ないスローガン選挙の終焉は、社民党の消滅への始まりであり、筆者が、九州、沖縄で細々と生き残るローカル政党になるのではとの予想は温情的でもある。
確実に消滅の道を辿る政党の筆頭が社民党である。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございました。
社民党が存在意義を失っていることはまったく同感です。
この政党に温情をかけているつもりはありません。
いまなお社民党に一票を投じる有権者が少なくない九州・沖縄の現状を歯がゆく思っています。