西新交番が移転

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 福岡市早良区の西新交番が先月19日、路地と駐輪場を挟んで20m程離れた場所に移転した。わざわざ移転した理由はわからないが、交番が設置されたのは1972年4月というから、恐らく老朽化や手狭になったためだろう。上の写真が新交番だが、何やら明るくて洒落た感じだ。昭和30年代の地図を見ると、新交番が移ったのは昔、西警察署(現在の早良警察署)があった場所のようだ。

 旧交番の跡地はあっという間に更地になった。以前、古い交番の写真も撮影していたはずなので、並べて掲載しようと探したが、削除してしまったのか見つからなかった。なぜ、交番などを撮影していたかというと、2010年12月、滋賀で女性を殺害した犯人がどういうわけがこの交番に出頭したことがあり、このブログでも取り上げようと考えたことがあったのだ。

 事件についてご記憶の方もおられるだろう。当時、35歳の男が復縁を断る元交際相手に殺意を抱き、アパートに忍び込んで女性(当時24歳)をナイフで何度も刺して殺害したという事件だ。男は事件後、新幹線で福岡に逃走していたが、指名手配されたことを知り観念して西新交番に出頭してきた。西新などという全国的にはマイナーな街に現れ、ひょっとしたら土地カンがあったのかと思ったが、多分単なる偶然だったのだろう。

 男には事件翌年の2011年10月、大津地裁の裁判員裁判で懲役20年(求刑22年)の判決が下され、確定しているが、この判決言い渡しの際、裁判長が少し妙なことをやっている。「判決理由を静かに聞いてほしい」という理由で主文を後回しにしているのだ。主文後回しの場合、判決は普通、極刑(死刑)であることは今では常識であり、恐らく男も知っていたと思う。求刑が22年だったとは言え、裁判長が判決理由を読み上げている間、死の恐怖を多少なりとも味わったのではないだろうか。かえって静かに聞くどころではなかったかもしれない。
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