博多ラーメンしばらく閉店

旧聞に属する話2010-しばらく

 福岡市早良区の西新商店街にある博多ラーメン「しばらく」が閉店した。福岡では老舗の人気店だが、経営会社の破産申請準備を伝える10日の夕刊記事によると、大手チェーンとの競争激化で急速に経営が悪化していたらしい。確かに西新にも昨年、人気の「一蘭」が進出してきた。ずいぶん前から客が減っていたようには思っていたが、これがダメ押しになったのだろうか

 写真は10日夕に撮影したもの。シャッターは下ろされていたが、特に閉店についての断り書きなどはなかった。幸いと言うべきか、10店舗ほどあるフランチャイズ店は営業を続けるという。

 高校生の時分、西新で遊んだ際にはたまに「しばらく」で食べた記憶がある。小ぶりの器に、なみなみと入ったスープが特徴だった。少ししょっぱいが、個人的には非常にうまいラーメンだと思っていた。先代の経営者がいかにも昔気質っぽい人物で、機嫌が悪い時に替え玉を頼み、「なんで最初からダブル(大盛りのこと)を頼まんとや!」と怒鳴られたのには閉口したが。近所にある名門県立高校生が幅を利かせ、他校生には少し肩身が狭い店でもあった。

 だからというわけではないが、社会人になって縁遠くなった店の一つだ。西区の国道沿いにある(恐らく)フランチャイズ店の方には今でも時折寄っているのに。喫茶店「山小屋」、お好み焼きの「瓢(ひさご)」、ハンバーガーの「ウインピー」、古本の「痛快洞」、ユニードにあったレコード店&本屋…。高校時代に通った西新近辺の店は、この「しばらく」を最後にすべて消えてしまった。その意味では、感慨深いものがある。西新からはずいぶん離れているが、非名門の母校近くにある「大○軒」だけが唯一の思い出の店になった。

 【追記】「しばらく」は2011年3月、西新オレンジ商店街の一角に復活しています。詳しくはこちらに。
関連記事
スポンサーサイト
[Edit]