通行止めだった青の洞門

DSCF8382.jpg

DSCF8376.jpg

 連休中の22日、大分県中津市へ行き、せっかくだからと十数年ぶりに青の洞門に立ち寄ることにした。ところが、全面通行止めで、車はおろか歩行者さえ通行不可だった。

 昨年7月の集中豪雨で山国川が氾濫、洞門付近は2度にわたって濁流にのまれた。今も復旧が終わっていないのかと驚いたが、帰宅して調べると、洞門自体に被害があったわけではなく、堤防設置と道路かさ上げ工事のため、8月から通行が規制されているらしい。残念だったが、住民の生命、財産を守るためだから仕方がない。全面通行止めの期間は10月31日まで。一帯が紅葉に染まる季節には解除されるという。

 幸い洞門の先にある公共駐車場には別ルートで行くことができた。駐車場には土産品店や飲食店が建ち並び、対岸に渡る歩道橋が架かっている。歩道橋の上からは、洞門の上にそびえる奇岩、競秀峰の絶景を楽しめた(写真1枚目)。一帯は大勢の観光客でにぎわっていたが、好天に恵まれた連休の中日としては少なかったかもしれない。

 駐車場の山国川沿いには土のうが積まれ、青いビニールシートで覆われていた。山側は工事のフェンスで囲われ、日曜日だというのにパワーショベルが作業を続けていた。2度にわたる豪雨被害でこの地での営業をあきらめ、別の地に移転していった飲食店もあると聞いた。豪雨から1年以上がたったが、今もあちこちに残る深い爪痕は私のような通りすがりの人間にも見て取ることができた。

 驚いたのは洞門周辺の山国川に生息するコイたちだ。ここのコイは餌付けされているため、観光客が近付くと餌をもらおうとウヨウヨと近付いてくる。初めてここに来た時はあまりの巨大さと、人慣れしていることに驚いたものだが、まさかあの濁流の中を生き延びているとは思っていなかった。ところが、依然として巨大なコイがウヨウヨいたのである。さすが竜に変じるという伝説を持つ魚である。どうやって助かったかは知らないが、その生命力の強さに感動した。

関連記事
スポンサーサイト
[Edit]