イチョウ、色付く前に丸裸

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 紅葉がきれいな季節になった。だが、福岡市早良区西新1・2丁目では、街路樹のイチョウが色付く前にバッサリ剪定され、丸裸の状態となっている。ここは以前、
「ムクドリはどこに行った?」で紹介した場所で、毎年初夏から秋にかけてはムクドリの集団ねぐらとなっていた。今年もイチョウが丸裸にされるまでは、毎日夕方になると多数のムクドリたちが飛来しギャーギャー大騒ぎだった。

 剪定の理由は役所に確かめたわけではないが、やはりムクドリの騒音やフン害に対する苦情が理由だろうと推測している。イチョウは排気ガスに強いこともあり、街路樹として人気らしいが、一方で落ち葉が滑りやすく危険なことが嫌われ、色付く前に剪定する自治体も実は少なくないという。ただ、西新の場合、丸裸にされたイチョウはムクドリのねぐらになっていた10数本だけで、残りの大多数はそのままにされている。だから、落ち葉に対する苦情で落葉前に枝を落としたのではないと思う。

 しかし、不思議である。枝が剪定されたのは10数本だけなのだから、ムクドリのねぐらが近くの別の木に移るだけではないかと思うのだが、私が観察した限りでは、そんな気配はないのである。

 ムクドリに悩まされている自治体は全国的にも数多いが、その一つの千葉県市川市の公式サイトに面白い話が載っていた。木を剪定したことでムクドリのねぐらが電線などの人工物に分散、しかもねぐらを定着させてしまう結果を招き、かえって被害が増大したケースもあるというのだ。西新から追い払われたムクドリたちも今頃、どこか別の場所で大騒ぎし、そこの住民たちは「なぜ、急にムクドリが増えたのだろう?」と首をひねっているのではないだろうか。

 「ムクドリはどこに行った?」を書いた時とは状況は異なるが、今回もやはり同じ疑問が頭に浮かぶことになる。ムクドリはどこに行ったのだろう?
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コメント

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はじめまして。

まさに、この並木道沿いのマンションに住んでいる者です。
数か月前、「西新・ムクドリ」で検索して、貴ブログにたどりつきました。

最近ムクドリの騒音(叫び声…)が聞こえなくなり、
「夜とはこんなに静かなものだったのか」と感心していたところです。
対策してくださっていたんですね。
また別の街で大騒ぎしていたら、気の毒なところですが。

Re: はじめまして。

こちらこそ初めまして。コメントありがとうございました。
記事にも書きましたが、あくまでも私の推測ではあります。
ムクドリの鳴き声が大音量だったので、住民の苦情が出ないのは不思議だなとは思っていました。
やはり皆さん我慢されていたんですね。