白糸の滝

DSCF9670.jpg

 先週末、福岡県糸島市の山中にある国史跡、雷山神籠石に向かっていたところ、あまりの暑さに気が変わり、白糸の滝へと目的地を変更した。白糸の滝と言えば、静岡県の富士山麓をはじめ全国各地にあるらしいが、糸島にも同名の滝がある。「日本の滝百選」に選ばれるような名瀑でこそないが、福岡県の名勝に指定され、何より涼を求める人には人気の場所だ。私が行った日も滝へと向かう山道には長い車列が続き、駐車場は1時間待ちだった。

 この滝があるのは、雷山の隣に位置する羽金山(900㍍)山中で、福岡市西部からも車で30~40分程度と気軽に行くことができる。高さ24㍍、幅14㍍。福岡県はあまり大きな滝がないところらしく、県内では比較的大きな部類だ。私が間近で見た県内の滝の中では、北九州市小倉南区の菅生の滝にダイナミックさでやや劣る気がしたが、特有のひんやり感は十分堪能できた。

 滝つぼのすぐ下流はヤマメの釣り堀になっており、多くの家族連れが釣り糸を垂らしていた。もともとここに生息しているわけではなく、大分産を放流しているらしい。滝を眺めながら、釣ったばかりのヤマメの塩焼きやそうめんなどを味わえるのもこの滝が人気を集める理由のようだ。

 帰りには農産物直売所に立ち寄り、糸島産の野菜、糸島沖で取れた魚とそれを加工した練り物、糸島で仕込まれた清酒を買い込み夕食で楽しんだ。この土地ではほかに食肉やハム、ソーセージ、牛乳、多種多様な果物なども生産されている。最近、福岡県内では住みたい場所として糸島市の人気が高いと聞くが、良く理解できる。ここならば地産地消に徹した生活も可能だろう。これほど物産豊かな土地も珍しい。
関連記事
スポンサーサイト
[Edit]