室見川の殺人

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 写真は福岡市西部を流れる室見川。河川敷は緑地として整備され、土日祝日などは散歩やジョギングする人でにぎわう。いわゆる市民の憩いの場だが、この河川敷で8月17日深夜、男女の無職3人組が72歳男性を川に投げ入れ、殺害するという事件が起きた。事件現場は、ちょうど写真の辺りだと思われる。

 例によってインターネット掲示板などでは「修羅の国の日常」などと揶揄されているが、これほど冷酷な殺人事件は福岡でも滅多に起きない。しかも無職3人組は、被害者男性とのトラブルが目撃されているJR(地下鉄)姪浜駅から殺害現場の河川敷まで、タクシーを使って男性を連れてきたと報じられている。タクシー運転手は何の異変も感じなかったのだろうか。運転手が通報してさえいれば、男性は救えたと思えるが。これまで報道されている限りでは、警察は3人組の認否さえ明らかにしておらず、不可解な点が残る事件だ。

 逮捕された無職3人組は、現場から程近い福岡市西区福重5に住む高田千晶(55)、高橋久美子(43)と、佐賀県伊万里市松浦町桃川の山口亮(29)。高田と高橋は交際中だという。これだけの事件を起こした連中だから、恐らくたたけばほこりが出るだろうと思ったが、あくまでも私が調べた限りではあるが、高田と高橋についてはそれらしい“過去”は出てこなかった。

 しかし、山口亮は2008年に佐賀県沖の玄界灘で起きた密漁事件の容疑者の中に名前があった。5人組の犯行グループがウニやアワビなどを密漁、漁業法違反に問われた事件。当時22歳だった山口は密漁団の中では最年少で、下っ端的な存在だったのだろう。主犯格3人と違って山口は正式な裁判にかけられることなく、罰金50万円の略式命令が下っている。なお、密漁団が手にしたウニやアワビなどは20万円相当。しかも犯行が発覚して逃走する際、山口は分け前を草むらに投げ捨てたという。

 インターネット掲示板では、3人の間柄をヤクザ(高田)とその情婦(高橋)、舎弟(山口)と推測する書き込みがあるが、何となく違うような気がする。福岡に暴力団組員が多いのは確かだが、もっと多いのは生活保護を受けて公営住宅で無為徒食の生活を送りながら、「俺にはヤクザの知り合いがいる」と自慢している人間たちだ。72歳の高齢男性を相手に、後先考えることなく殺人事件を起こした無職の中年カップルには、むしろそんな連中のにおいがする。

 高田、高橋が西区福重5のどこに住んでいたかまでは報道されていないが、地図を見ると、福重5には市営住宅団地がある。室見川河畔から徒歩10分程度の距離。ついでだから市営住宅まで足を延ばしてきた。市営住宅の周囲には古いアパートも若干はあるが、目立つのは比較的新しい一戸建てや分譲マンション。無職の中高年2人が一戸建てや分譲マンションに住んでいたとは思われない。2人の住処は、やはり市営住宅ではないかと推測したが、ただ、間取りはファミリー世帯向けと思われた。単身者は入居が難しいかもしれない。それとも高田、高橋とも勝手に単身者だと思い込んでいたが、あるいは違うのだろうか。
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コメント

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No title

こいつらは事件前の6月に三瀬峠で暴力事件を起こした連中と同じでは?   追い越そうとした後続の車の運転手をガードレール下に突き落としている。  警察はこいつらの言い分を取って、ただの喧嘩として処理している。

Re: No title

貴重な情報ありがとうございました。
私の方でも少し調べてみましたが、三瀬峠の事件はきちんと報道されていなかったようで、確認することはできませんでした。
残念です。