高校学食の思い出話三題

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 先日、高校の学食の思い出話で家族と盛り上がった。くだらない話ばかりだが、結構面白かったので、一部を紹介したい。

 ドリアを生まれて初めて食べたのは1970年代後半、高校の学食でだった。学食にはカレーや焼きめし、うどんなどの定番メニューのほかに、日替わりのA定食(値段は200円)とB定食(230円)があり、ある冬の寒い日、A定食でドリアが出てきたのだ。黒板のメニューに料理名は書いてあったはずだが、当時はドリア自体をそもそも知らなかったし、現在ほどメジャーな料理ではなかったと思う。級友とサンプルを見て「グラタンうまそう!」とA定を頼み、食べ始めてしばらくの後、級友と次のような会話となった。
 「このグラタン、ご飯が入っとうぜ」
 「俺のもだ。マカロニが切れたっちゃろうか」
 「文句言いに行こうか…。でも、これ意外とうまいね」
 「オウ、うまいな!」

 別の日、バドミントン部のエースでインター杯にも出場したA君が変なカレーを食べていた。ご飯の色が妙に黄色っぽいのである。
 「A、なんかご飯の色が変じゃないか」
 「食堂のおばちゃんが『白ご飯が切れたけん、これでいいね』って言って焼きめしにカレーをかけたったい!」
 「……うまい?」
 「意外にうまい。次からもこれ頼もうかいな」
 後日、私も「焼きめしにカレーかけて~」と食堂のおばちゃんに頼んだが、「白ご飯がちゃんとあるけん、駄目」と断られた。少し悔しかった。

 珍しく懐が少し豊かで、ご飯、おかず、スープの3点セットからなるB定食を頼んだ日のことだ。食堂内が大混雑していたので、級友たちとトレーを中庭に持ち出し、野外ランチとしゃれこんだ。級友の一人がスープを飲みながら、首をひねりだした。
 「見たことのない野菜がスープに入っとるわ。何やろ?」
 「これに似とらんか」
 別の級友が指さした先にあったのは中庭に生えた雑草。私たち男子高校生の行儀があまりに悪すぎるので、食堂のおばちゃんたちが怒っているという噂はあったが、いくら何でもまさか…。突き詰めると怖くなるので、この日はこれで終わったが、仲間内ではその後長く冗談話(怪談話?)として語り継がれることになった。
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コメント

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No title

今日の記事を読んでビックリしたことが三つ
①駄田泉氏が高校時代を過ごされたのが1970年代後半とは!私が高校時代を過ごした時代1964~1967の少しあとかとばかり勝手に思い込んでいました。⇒S-51 中洲で地下鉄を掘っていたころ、会社の優秀ではつらつとした1年後輩がJN高の出身だったのでそのイメージがあったのかもしれません。
②当時の黒板に手書きされたメニューが鮮明な写真で保管されていること。⇒まさしく記憶遺産ですね!
③写真に写っている食事の値段が私が在学していたころ(1960年代末)のW大の学食に比べて概ね2倍である事⇒“デフレからの脱却”が叫ばれている現在からは想像もつきませんね。

Re: No title

ジイジ様
いつもコメントありがとうございます。
私はいわゆる「共通一次世代」です。
黒板のメニューですが、実は高校卒業アルバムから拝借しました。ただし、撮影したのは確か私です。(少し記憶は曖昧なのですが)
そのほかにも私の撮影した写真が数々アルバムに収録されているのですが、なぜか私の写真はほとんどありません。