ドームの屋根開く

旧聞に属する話2010-ドーム開く

 先日、ヤフードームの屋根が大きく開いていた。閉じた状態が普通なので、周囲を通る人が「何事か!」と驚き、携帯で写真を撮影する姿も見られた。中で何が行われていたかというと、中学生の硬式野球大会「ホークスカップ」。ドーム内に誰もが自由に入れたので、写真を撮らせてもらったが、屋根が開いている方がいかにも野球場らしい雰囲気で、さわやかだった。

 ところで、ホークスカップとは? ご存じの人も多いかも知れないが、中学生の硬式野球は様々な組織に分かれている。調べてみると、ちょっと驚くぐらいの数で、ざっと挙げると、まず全国組織の有名どころではリトルシニア、ボーイズ、ポニーがある。これに関西中心のヤング、北海道中心のサン、九州のフレッシュ、ジャパンなどが加わる。このほかにもローカル組織はもっとあるらしい。微妙にルールが異なっている点もあり、以前はお互いの交流などほとんどなかったという。

 組織が統一されているサッカーなど他の競技に比べ、いかにも野球らしいところだとは思うが、いずれは「じゃあ、どこが本当に強いのか?」という疑問が出てくる。これに応え、中学硬式野球の日本一決定戦として創設されたのが東京ドームで開かれるジャイアンツカップ。ホークスカップは、その九州版という位置付けらしい。

 今年は7組織の代表16チームが出場。過去の4回の大会では、全体としてボーイズリーグが強さを見せてきたが、今年は4強中、3チームをフレッシュリーグが占め、同リーグに所属する筑紫エンデバーズが初優勝を飾った。自前の全国大会を抱えるリトルシニア、ボーイズなどに比べ、九州ローカルのフレッシュ勢はもともとホークスカップに対する意気込みが強かったらしい。今大会でそれがようやく実ったのではないだろうか。この大会、昨年までは32チームの出場だったのに、今年は半減し、行く末が少し心配だが、九州の野球少年の大きな目標として、ぜひ続けていって欲しい大会だ。
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