エコルカードのエリア縮小

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 西鉄バスの学生・生徒向け福岡都市圏乗り放題定期券「エコルカード」の利用可能エリアが4月1日から、縮小される。現在、このカードで自由に乗り降りできるのは福岡都市圏の9市10町村だが、朝倉、古賀、福津、宗像の4市と筑前町、東峰村がエリア外となり、新たに販売される「ワイドエコルカード」の対象地域となる。エコルカードの料金は高校・大学生向けが1ヶ月7,000円だが、ワイドは10,000円。つまり一部の高校・大学生にとっては実質的に3,000円、率にして43%もの大幅値上げとなる。

 西鉄のニュースリリースによると、利用可能エリア外となる6市町村のバス路線は年々収支が厳しくなっているといい、西鉄側はバス路線維持のため、負担増への「ご理解とご協力を」と求めている。しかし、最もお得な6ヶ月券で比較した場合、エコルカードが37,000円なのに対し、ワイドは18,000円高い55,000円。年間にして36,000円もの負担増を強いられる高校・大学生の家庭はたまったものではない。
 
 この利用可能エリア縮小の話は、たまたま西鉄バスに乗った際、運転席後ろの掲示板に貼り出されていたお知らせを見て知った。西鉄公式サイトを調べて見ると、ニュースリリースは1月20日に出されていたが、ネット検索をしても関係記事等は見当たらなかった。影響が限定的なためか、報道機関の関心を呼ばなかったのだろう。

 西鉄の2014年3月期決算では、バス事業は16億円の黒字。15年3月期も10億円の黒字を見込んでいる。一時は慢性的な赤字と言われていたが、恐らく1,000円高速打ち切りによる高速バス事業の復調や、大幅な路線廃止・減便などの合理化策が功を奏したのだろう。路線維持のための努力を西鉄だけに負わせて良いとは思わないが、これだけの黒字を確保している以上、利用者の負担増についてはもう少し配慮があって良かったという気がする。エコルカードはせっかくの大ヒット商品なのだから。
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