岩戸山古墳の新資料館

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 福岡県八女市の道の駅に行った帰り、岩戸山古墳に立ち寄ってきた。国史跡「八女古墳群」を代表する巨大な前方後円墳(墳丘全長は135㍍)で、筑紫君磐井の墓だと推定されている。ちょうど3年前にも来たことがあるが(「磐井の墓・岩戸山古墳」)、古墳北側に新資料館(仮称・岩戸山文化歴史交流館)が完成し、周囲の景観がだいぶ変わっていた。新資料館は今年11月開館の予定だ。

 現在の岩戸山歴史資料館は岩戸山古墳を挟んだ反対側にある。きょう3月30日は月曜のため休館だったが、3年前には入館し、感心した記憶がある。入館料は130円。ちっぽけな施設なので適正価格とも思えるが、石人石馬などの展示品の多くは国の重要文化財なのである。中でも鶴見山古墳などから出土した武装石人は圧巻だ(下の写真)。しかも写真撮影OK。たった130円の料金で重要文化財の数々を目の当たりにし、写真撮影できる施設など世の中にそうそうあるものではない。“羊頭狗肉”ならぬ“羊頭松阪肉”のような驚きのある資料館だった。

 しかし、現資料館は1984年完成で老朽化が進んでいるうえ、周辺道路が狭く、観光バスが進入できない――などの難点を抱え、八女市は新資料館建設に踏み切った。新資料館は鉄骨平屋約2,000平方㍍で、展示室は現在の約2倍の840平方㍍。「郷土の英雄、筑紫君磐井を再評価する」とともに、八女市の北の玄関口に当たる文化・観光施設とする狙いだという。総事業費は約8億7,000万円。新資料館建設工事は本体工事、機械工事、電気設備工事に分けて地元業者に発注されており、新資料館の開館を前に、地元にはすでに一定の経済波及効果をもたらしたことだろう。

 新資料館には8億7,000万円の巨費が投じられ、また、施設が拡充される分、維持管理費もかさむだろうと思う。入館料130円でまかなえるはずはなく、少々の値上がりは仕方がないと思うが、“羊頭松阪肉”的な驚きはぜひ引き継いで欲しいものだ。


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