台風一過の百道浜

旧聞に属する話2010-台風一過2

旧聞に属する話2010-台風一過3

 台風4号が九州の北側を通り過ぎた後の11日夕、まだ荒々しい波が押し寄せているのではと思い、福岡市早良区百道浜の海岸を歩いた。ところが、写真のように海はもう穏やかな状態。空には厚い雲が広がっているものの、風は完全に収まっていた。同じ福岡県内でも、福津市の海岸あたりでは台風直後、イカが打ち上がることもあるらしいが、博多湾内の人工海浜ではそんな恩恵も期待できない。もっとも、被害がないことが一番の恩恵だが。

 この数年、あるいはそれ以上になるかもしれないが、九州北部を襲う台風がずいぶん減ったように思う。この人工海浜には石畳の遊歩道があるのだが、以前は夏から秋にかけて、台風の大風で吹き飛ばされた砂が遊歩道を覆い、砂浜と見分けがつかない状態になることが度々あった。波打ち際が吹き寄せられた流木などのごみで埋まることも日常茶飯だったと思う。最近はそんな光景を見ることがない。

 台風が来ないことは良いことのなので、別に残念がっているわけではないが、そんな状況に慣れてしまうと、今回の台風4号のような比較的“小物”がかすめた程度でも、えらく慌てることになる。ベランダに飛ぶようなものは置いていないか、停電になった場合に備えての懐中電灯や予備の電池は大丈夫か――などなど接近直前に点検したら、ほとんど失格だった。たまたま来ていないとは言え、九州が本来「台風銀座」であることを完全に失念していたようだ。
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