ランタナ跡形なし

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 福岡市博物館の花壇に植えられていたランタナが先頃、跡形なく伐採された。クマツヅラ科の低木で、和名は「七変化」。名前にたがわず、毎年初夏から晩秋にかけて色とりどりの花を咲かせていた(2枚目の写真は昨年10月撮影)。なぜ、急に伐採されることになったのか。不可解だ。

 いくつか理由を想像してみた。冬の管理に失敗してただ単に枯らしてしまっただけという可能性はある。あるいは、ランタナの黒い実には毒があると言われている。「危険ではないか」と一部市民から苦情を受けたか。また、常緑小低木とされているが、現実には冬には葉が落ち、春までは枯れ枝のような姿になる。これを「みっともない」と、これまた一部市民から苦情を受けたか。

 一部市民からの苦情にこだわったのには理由がある。ご記憶の方も多いだろう。福岡市は2009年12月、たった一人の市民からの苦情に過剰反応し、学校に植えられていたキョウチクトウを全て伐採すると大騒ぎしたことがあった。“たった一人の市民が”苦情を申し立てたのは「キョウチクトウには毒があり危険」という理由からだった。

 キョウチクトウが毒性を持つのは間違いないようだが、そんな植物はいくらでもある。千葉や広島、鹿児島などの各市は「市の花」にも指定している。それを毒花とみなして根絶やしにしようするなど失礼極まりない話で、当然ながら“たった一人”どころではない市民から批判が殺到し、あっさり前言撤回に追い込まれた。市民がクレームをつけるのは勝手だが、いちいちそれに右往左往する行政は情けない。

 この“キョウチクトウ事件”はウィキペデイアの当該ページにも記載され、福岡市の恥を満天下にさらしている。

 福岡市の行政絡みの写真をもう1枚。下の案内標識の写真はきょう5月3日、福岡市中央区地行浜の通称よかトピア通りで撮影した。この標識近くにあった市立こども病院が東区の博多湾人工島に移転したのは、もう半年も前の昨年11月のことだ。この標識こそ、いい加減に撤去したらどうだろう。


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