菰川の怪

IMG_2907.jpg

IMG_2908.jpg

 思わせぶりなタイトルを付けたが、14日に書いた「黒門川の河口はどこ?」の続編である。15日午後、福岡市中央区の菰(こも)川に架かる地行浜橋を歩いていて、橋を境に河口側(写真1枚目)と上流側(2枚目)とでずいぶん流量が違うことに気付いた。ちょうど干潮で水量自体が極端に少なかったのだが、2枚の写真を見比べると、到底同じ川とは思えない程だ。

 河口側は地行浜(ヤフオクドームなどがある)埋め立てに伴い造られた新たな水路、上流側が本来の河口。写真でもわかるように河口側の方がずいぶん川幅は広いのだが、狭い上流側が干上がっている状態なのに、河口側は水を湛えている。不思議に思い、周辺で行われていた工事の関係者に胡散くさがられながら、地行浜橋の下をあちこちから観察したところ、下の地図のマーカーの箇所から2本の流れが注いでいるのが見えた。

 橋の橋脚に隠れ、肝心の流出口自体は確認できなかったが、2本の流れということは黒門川の暗渠と同じ構造だ。黒門川はやはり、福浜団地入口交差点の手前で再び地下に潜った後、よかトピア通りの下を西に進み、地行浜橋で菰川に合流していたのである。新たな菰川河口が広く設計されたのは、黒門川の合流で流量が大幅に増えるためだろう。

 いつも疑問を提示するだけで、さっぱり答えを見出せない本ブログにしては珍しく、すっきり解決することができた。最初から行政資料でも当たれば、簡単にわかった話だとは思うが、たまたま干潮の時間帯に通り掛かり、流量の違いに気付いたことがヒントになった。しかし、干潮の時に地行浜橋を通ったことなど何度もあったはずだが、川の流量の違いに対し、これまでは一度も疑問を覚えたことはなかった。自分の注意力や観察力の足りなさを痛感する。


関連記事
スポンサーサイト
[Edit]

コメント

非公開コメント