解体進む旧簀子小校舎

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 福岡市中央区大手門で、旧・簀子(すのこ)小学校の校舎解体が進んでいる。昨年3月、市中心部の学校統廃合で新・舞鶴小中学校に統合され、102年の歴史に幕を閉じた。跡地のうち、グランドや体育館は舞鶴小中学校の第2運動場や、地域のスポーツ広場、災害時の避難場所として活用されることが決まっており、解体工事が進む横では、学校があった頃と同じように子供たちがスポーツに興じている。何となくシュールな光景だ。

 今回の統廃合の対象になったのは大名、舞鶴、簀子の3小学校と舞鶴中学校で、このうちの舞鶴小学校跡地に新設校が誕生した。福岡城内にある舞鶴中学校の校舎は現在のところ、城跡や鴻臚館のガイダンス施設「三の丸スクエア」としてそのまま活用されている。

 大名小学校については、1929年(昭和4年)完成のレトロ校舎の先行きを含め、跡地利用に大きな注目が集まっているが、来年8月までは校舎建て替え中の私立小学校が仮住まいしており、結論は先送り状態だ。市中心部の天神に近い一等地とあり、市議会内には民間企業、中でも隣接地でホテルを経営する某鉄道会社への売却を市は目論んでいるのではないかと疑う声がある(
「大名小校舎の報告書」参照)。大名小学校跡地を巡っては今後、一波乱あるかもしれない。

 残る校舎解体中の簀子小学校跡地。こちらも天神に近く、交通の便も良い場所にあるが、約8,500㎡の跡地のうち、グランドや体育館部分が6,000㎡を占めるため、跡地利用が未定なのは校舎解体後の敷地2,500㎡に過ぎない。まとまった土地ではあるが、隣接地がグランドとして今後も活用されることを踏まえれば、自ずと利用法は限られてくるだろう。

 昨年暮れの市議会第2委員会で、跡地利用の検討状況を尋ねた議員に対し、市側は「地域の意見も踏まえながら、行政需要などを含めて地域と協議を行い、解体後の跡地利用計画を策定することとしている」と答えている。市議会の野党サイドからは保育園の新設を求める声などが出ているようだが、委員会での答弁通り、市が地域の意見をきちんと聞いていくのならば、落ち着くところに落ち着くことだろう。隣接する簀子公園との一体化を図るのが、個人的には一番シンプルだと思うが。
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