フルスイング柳田の飾り山

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 福岡市はいま、夏祭り博多祇園山笠の真っ最中。街の各所には豪華な飾り山が展示され、間もなく舁き山も博多の街路を走り始める。このブログでは毎年、ヤフオクドーム(中央区地行浜)前に建てられたホークスの飾り山を取り上げているが、今年のモデルは工藤監督と柳田だ。例年、モデルが誰なのか悩ましいことも多いが、今年の柳田はトレードマークのフルスイング姿で一目瞭然。

 工藤監督も遠目には特徴を良くとらえているように思えたが、アップ写真で見ると、この顔には間違いなく見覚えがある。松田や長谷川が登場した昨年の写真(「松田…なのか?」参照)と見比べてみると、やはり工藤監督の顔は松田そっくりだった。聞くところによると、手間と費用を省くため、人形の顔を再利用するケースがあるらしい。もっとも時代物がテーマの飾り山ならば、極端な話、楠木正成の顔が足利尊氏に再利用されても誰も突っ込まないとは思うが。

 今年はほかに、新天町商店街(中央区天神2)の飾り山の主役が筑紫君磐井だったことに関心を持った。古墳時代、九州北部一円を支配したとされる豪族で、ヤマト王権を相手に「磐井の乱」(527~8年)を戦ったことで知られる。昔は朝鮮半島の新羅と結託して反乱を起こした人物として“国賊”の扱いだったが、彼の墓・岩戸山古墳がある八女市は近年、「郷土の英雄」として再評価を進めている(「岩戸山古墳の新資料館」)。

 山笠のテーマ(標題)は運営組織と人形師が話し合って決めるという。新天町が磐井を選んだということは、やはり「郷土の英雄」と評価したのだろう。下の写真で黒い馬にまたがり、剣を構えているのが磐井。盾を持って相対しているのが、磐井追討軍の指揮官だった物部麁鹿火だ。見送り(裏)が『サザエさん』なので、家族連れにはこちらの方が人気だが。


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