濃霧の大分道


 先の3連休に2日続けて大分自動車道を利用した。驚くことに、この2日間とも湯布院~別府間が濃霧のため通行止めだった。お陰で下り線を走っていた車は湯布院で下りざるを得ず、大渋滞となっていた。この区間は、由布岳や鶴見岳の麓の高原地帯を通るルートで、晴れてさえいれば、周囲には絶景が広がる。しかし、最高で標高700㍍超と高い場所を通るため、今回のように霧や積雪に見舞われることも多く、景色を楽しむどころか恐怖を味わったことがある。

 2年前の秋のことだ。霧のため速度が50㌔に規制されている時にここを通った。視界は真っ白(写真)。運転していた家族は慎重に車を走らせていたが、信じられないことに何台もの車が追い越し車線を猛スピードで走り抜けていった。慣れているのか、無謀なのか知らないが、あんな車が後ろから来たらたまらない。生きた心地がせず、別府湾SAに着いた時は心底ホッとした。

 国交省が先月、昨年度の「高速道路の通行止めワーストランキング」を公表したが、災害・悪天候による通行止め時間が“見事”ワーストワンとなったのが湯布院~日出JCT間だ。累計時間は271時間にも上る。ちなみにワースト上位はすべて、大分道や宇佐別府道路、日出バイパスなどの近隣区間。北海道や東北の高速道が雪で閉ざされるよりも、大分県内の道が霧で通れなくなるケースの方がはるかに多いという結果だった。試算は難しいと思うが、通行止めによる経済的損失は大きいことだろう。

 なぜ、こんなに濃霧が多いのか? 別府湾からの湿った空気が鶴見岳や由布岳にぶつかって霧となり、付近に滞留するためだという。大分道のルート設定が間違っていたのではないかと思わないでもないが、あの絶景は捨てがたくもある。やはり大分県の誇る観光地、湯布院と別府を経由し、さらには景勝地を通るように考え抜かれたルートなのだろうか。
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コメント

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こんばんは。福岡に住んでいた頃、大分に仕事でよく行っていました。

基本的に、霧の中で猛スピード飛ばせる人は仕事で運転する方だと思います。私も慣れていて割と飛ばせるほうでした。
しかし突然30km/hくらいの低速車が目の前に現れてヒヤッとしたことがあります。
そんな私ですが、霧が本当にひどいときは50km/h以上出せませんでした。

実際は、湯布院ー別府の下道のほうがカーブが多くて危ないんですよ。
霧が酷いのは下道も同じですし、雑木林に突っ込んだ車をよく見かけました。
つまり、高速でも下道でも、どのみち命懸けです。 苦笑
大分のお客様先で、きょうは霧が本当にひどかったと言うと、「あれは欠陥道路じゃ」と吐き捨てるように言っていたのが思い出されます。

そんな大分道ですが、大分の人が大好きなこともあり、霧の大分道を今も愛して止みません。

欠陥道路でしたか

コメントありがとうございます。
そうですか、地元の方の中には欠陥道路と考えている方がいるのですね。
私もあの道自体は好きなのですが、視界が真っ白というのはさすがに勘弁してほしいです。