壊されたサザエさん

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 福岡市早良区のシーサイドももちに設置されていたサザエさんのシルエット像が1か月前、何者かに足元から折られる被害に遭った。像は4体あったが、現在はタラちゃん以下、子供3体分が残るだけ(写真1枚目)。在りし日を知らなければ、それほど違和感はないが、像が序幕された当日の今年3月25日に撮影した2枚目の写真と見比べると、物寂しさを感じ、何となく情けなくなってくる。

 像は「サザエさん通り」の案内標識とともに、地元の早良区が設置した。アルミ製で、サザエさん像の重さは18㌔程あったらしい。結構な重さなので、ひょっとしたら金属泥棒に狙われたのではないかとも想像したが、倒されたまま放置されていたというから、やはり壊すことだけが目的だったのだろう。こういった行為を「悪質ないたずら」と表現するケースがあるが、いたずらというかわいい言葉を使っては犯罪行為の本質が見えなくなると思う。

 銅像やモニュメントが壊される事件は福岡でなくとも結構起きている。例えば、鳥取県境港市で過去、水木しげるロードに飾られた『ゲゲゲの鬼太郎』や妖怪の像が度々盗まれたり、壊されたりしたほか、同じ鳥取県の北栄町では『名探偵コナン』登場人物の像が繰り返し壊されている。また、東京・葛飾区では『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の麗子像が曲げられ、本家「サザエさん通り」の世田谷区桜新町では波平さんの髪の毛が何度もなくなっている。ざっと調べた限りで、アニメ絡みだけでもこれだけあった。アニメで地域おこしを図るところが多いことにも驚いたが。

 シーサイドももちのケースでは早良区が地元の早良警察署に被害届を出し、警察は器物損壊事件として捜査しているという。ただ、事件への注目度はともかく、警察の事案としてはあまり優先度が高いとは思えない器物損壊なので、捜査にどの程度力が入るものだろうか。上に挙げたケースで容疑者が捕まったという話はほとんど聞いたことがない。刑事罰も損害賠償請求も受けないままだから、当人たちにとっては面白おかしい武勇伝で終わっているのだろう。
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