列島熱帯化

旧聞に属する話2010-ヒゴタイ

 ヒゴタイの花を見に30日、大分県九重町の飯田高原にある長者原に出かけた。ところが、長者原に着いた途端、大雨に見舞われ、タデ原湿原(ラムサール条約登録湿地)近くの草むらで2、3枚の写真を撮影するのがやっと。慌てて車に逃げ帰った。

 九州北部地方はこの2日間、猛烈な夕立に襲われている。福岡管区気象台の長期予報を紹介した新聞記事に、九州地方は9月上旬まで猛烈な残暑が続き、スコールのような激しい雨が降ることが多くなる――とあった。確かに、この2日間の雨は「夕立」などという日本的情緒あふれるものではなく、スコールという言い方の方がふさわしかった。「バケツをひっくり返したような」という言い回しを良くするが、まさにその通りだった。

 日本列島、中でも九州が熱帯化しているという報道を最近よく目にするが、なるほど今年の猛暑、そして猛暑によって大気が不安定になったために頻発している大雨は、熱帯地方を思わせるものがある(行ったことはないが)。一部報道によると、今年8月の平均気温は多くの観測地点で戦後最高を記録、平年を2度以上上回っていた都市も多かったらしい。

 長者原ではしばらく空模様を眺めていたが、やむ気配がないので、湿原の散策をあきらめ帰路に着いた。福岡に戻ると、曇り空に大きな虹がかかっていた。


旧聞に属する話2010-虹
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