雑草で埋め尽くされた鴻臚館跡

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 福岡城址の舞鶴公園を歩いていて、少し呆れる風景に出くわした。芝生広場化されていたはずの鴻臚館跡がセイタカアワダチソウなどの雑草で完全に埋め尽くされ、散策など到底不可能な状態となっていたのだ。夏だから雑草が生い茂るのは当然だが、鴻臚館跡があるのは福岡城址のど真ん中だ。福岡市は今なお『軍師官兵衛』に乗じて城址に内外の観光客を呼び込もうという魂胆のようだが、だったらこの光景はあまりにみっともないのではないだろうか。

 この場所が芝生広場化されたのは4年前の2011年7月で、オープン前にはこのブログでも
「鴻臚館跡、ようやく一部開放へ」というタイトルで取り上げている。3枚目の写真はその際に撮影したもので、1、2枚目が現在の状態。見比べると、どれだけ荒れ果ててしまったか良くわかる。

 芝生広場には、鴻臚館発掘調査で確認された建物跡がゴムチップで示され、また、当時の地形もわかるように整備されていた。このために約2,800万円がかかったと聞いている。今となっては“2,800万円の雑草地”。他の自治体で、巨額の費用を投じて造った港に船が寄港せず、“100億円の釣り堀”と呼ばれているという話を聞いたことがある。これに比べれば、スケールは小さい。だが、どちらにしても税金の無駄遣いであることには違いない。

 鴻臚館跡からは少し離れているが、同じ舞鶴公園内でいま、妙な取り組みが行われている。ヒツジやヤギを囲いの中に放し、雑草を食べてもらうことで除草を図ろうという試みだ。実際に現地を見てきたところ、子供たちが周囲から雑草を取ってきてヒツジやヤギに餌として与えていた。除草実験と言うより、むしろミニ動物園といった雰囲気だったが、いっそのこと鴻臚館跡でもヒツジやヤギの力でも借りたらどうだろうか。セイタカアワダチソウは食べないとは思うが。


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