土のうステーション

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 福岡市中央区内の4公園に15、16日、「土のうステーション」が設置された。台風やゲリラ豪雨で浸水被害が心配される際、市民はステーションに置かれている土のうを自由に使うことができる。1箇所に付き10~12㌔の土のう100袋が保管されているという。

 4公園は、舞鶴3の浜の町公園(写真)、薬院3の薬院公園、警固3の警固1号公園、六本松1の六本松2号公園(下のグーグルマップ参照)。市がウェブ上でも公開している
「中央区浸水ハザードマップ」と照らし合わせてみると、4公園とも浸水が心配される区域にある。ただし、予想される水深は0.5㍍未満、大人のひざまで浸かる程度と比較的浅い場所だ。小さな土のうでも威力を発揮できる地域に重点的にステーションを配置したということだろうか。

 このハザードマップは、那珂川が100年に1度の大雨(24時間雨量が328㍉)、樋井川が70年に1度の大雨(12時間雨量が256㍉)で氾濫した場合に浸水が想定される区域を示している。24時間雨量328㍉とは、一見とんでもない数字のようだが、今月の東日本豪雨では栃木県日光市で10日正午までの24時間に536㍉、同県鹿沼市でも432㍉という猛烈な雨量を観測している。

 福岡市では1999年6月、2003年7月の2回、市の東部を流れる御笠川が氾濫し、JR博多駅一帯が冠水する騒ぎになった。1999年の際はオフィスビルの地下に濁流が流れ込み、女性1人が亡くなっている。また、2009年7月には今度は中央部を流れる樋井川が氾濫し、床上・床下合わせて計410戸が浸水する被害が出た。これを受けて福岡県が御笠川、樋井川の河道掘削、護岸拡幅などの改修工事を行っており、氾濫の危険性は格段に下がったのではないかと思う。

 ただ、毎年国内のどこかが“記録的豪雨”に見舞われている近年の状況を考えると、無条件に安心はできない。首都圏の自治体などでは早くから土のうステーション設置が進んでおり、遅ればせながら福岡市も取り組み始めたのは非常に良いことだと思うが、だからこそ疑問に感じる。設置するのは、なぜ中央区内4箇所だけなのだろうかと。



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