アカウキクサまた繁茂

IMG_4007.jpg

IMG_4011.jpg

 福岡市中央区の舞鶴公園のお堀にアカウキクサが繁茂し、水面が赤茶色に染まっている。お堀のアカウキクサについては5年前にも取り上げたことがあるが(「お堀が地面のように」)、この時と違い今回繁茂しているのは一番西側の4、5号堀。ここがアカウキクサで埋め尽くされるのは、記憶する限りでは初めてだ。水鳥が運んできたのだろうか。

 アカウキクサは水生のシダ植物で、国内固有種のオオアカウキクサが絶滅危惧種に指定される一方、良く似た外来種が生息域を広げている。ネット上には両者の判別はかなり難しいとの情報があり、現実に福岡市はかつて、保護か除去かで右往左往したことがある。ただ、2011年発行の福岡県レッドデータブックで、オオアカウキクサは福岡県内ではすでに絶滅したと宣言されており、これに従えば、5号堀に繁茂しているのは外来種と考えるのが順当だろう。

 外来のアカウキクサは最初、アイガモの餌などとして国内に持ち込まれたという。アイガモ農法で稲を育てる際、雑草だけではアイガモの餌が足りず、それを補うために水田で栽培され、やがて水田外に生息域を広げていったらしい。突如としてダム湖の水面を埋めて気味悪がられたり、あるいは希少なオオアカウキクサが復活したと勘違いされて喜ばれたりと、時折各地でニュースになっている。

 「お堀が地面のように」でも書いたが、アカウキクサでびっしり埋まった水面はまるで赤土の地面のようで、過去には勘違いした小学生が堀に落ちたことがある。また、見た目もあまり良いものではなく、恐らく近いうちに除去される運命だろう。
関連記事
スポンサーサイト
[Edit]

コメント

非公開コメント