大濠公園で木を切った女

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 福岡市中央区の大濠公園で14日午前2時半ごろ、ノコギリでカシの木を切ったとして住所不定、無職の女(64)が器物損壊の疑いで現行犯逮捕された。公園では10月以降、木が切られる被害が相次いでおり、警戒していた警備員が取り押さえたという。散策がてら現場を見てきた。被害に遭った木は計10本ほどに上るらしいが、不思議なことに切り倒されたり、幹や枝が切り落とされたりした木は公園西側の区域に集中していた。

 今回被害に遭ったカシ(写真1枚目)は、切り倒された木に代わって今月新たに植樹されたばかりだったという。他にも植樹から間もないと思われる若木や切り株が周囲には目立ち、この一角だけが少し異質な雰囲気だった。現場は住宅街に面した道路沿い。今回は未明の犯行だったとは言え、周囲2㌔の大濠公園にはもっと人目につきにくい場所が多数ある。なぜ、この場所の木だけが執拗に狙われてきたのか謎だ。これが鉄道沿いなどならば、写真撮影のために邪魔な木を切ったのだろうかと考えるところだが。

 大濠公園では過去、チューリップやヒマワリの花が大量に切り落とされ、騒ぎになったことはあるが、木が無断で切られたのは恐らく、花火大会の会場設営の際、業者が邪魔な枝を切ったケースぐらいだと思う。動機について、女は「若い人たちが木を切るのを見て、切るとどんな気持ちになるのかと思い、切った」(朝日新聞)、「子どもが切っているのを見て、自分も切りたくなった」(西日本新聞)などと述べているという。真に受けるような供述だとは思えないが、かといって動機は皆目見当がつかない。

 女は「住所不定、無職」という点から考えると、恐らく隣の舞鶴公園辺りに住んでいる野宿者ではないかと思われ、最初は住み家を作るための“建材”が欲しかったのではないかと想像した。しかし、西日本新聞記事によると、切り倒された木は現場にそのまま残されていたという。年末年始の寝床や食事を確保するため、微罪で捕まりたかったとも考えられるが、犯行時間が未明という点が引っ掛かる。未明に公園の木を切る無職の女…。動機はともかく、またもや特異な事件で福岡の評判が下がってしまったことだけは確かだ。
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