撮影可能になった福岡市博物館

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 久しぶりの好天となった1月30日、散歩がてら福岡市博物館に立ち寄ったところ、企画展示室の前には長い行列ができていた。国宝の刀「圧切(へしきり)長谷部」が今月いっぱい展示中で、これを目当てに若い女性らが詰め掛けていると報道されていた。会期も残すところ2日間、しかも週末とあり、依然として多数の入館者が殺到しているようだった。

 「圧切長谷部」とは、織田信長が茶坊主を手打ちにしようとしたところ、棚の下に隠れたため、棚ごと圧し切ったという逸話を持つ禍々しい刀。なぜ、これが若者の人気を集めているかと言えば、刀を擬人化したゲームに登場する『へし切長谷部』という美形キャラがきっかけとも言われている。

 そう言えば、以前、太平洋戦争中の空母「隼鷹」について検索したところ、妙な髪形をした美少女キャラの画像が山ほど画面に出てきて混乱したことがある。この時、旧日本海軍の艦船をこれまた擬人化した『艦隊これくしょん』なるゲームがあることを知り、軍艦の擬人化という発想に驚いた。試しに「飛龍」「蒼龍」「翔鶴」「瑞鶴」といった艦名で検索をかけても同じような結果になった。「隼鷹」は三菱造船長崎で客船を改造して建造された空母で、マリアナ沖海戦などの激戦を生き延び、1947年に佐世保で解体された。このスクラップが横流しされた事件について調べていたのだが。

 ところで、博物館に寄ったのは、今年から企画展示室での写真撮影が可能になったと聞き、資料写真でも撮影しておこうと思ったためだ。だが、その企画展示室で「圧切長谷部」が展示中で、長い時間待たされそうだったので今回はあきらめた。「圧切長谷部」の鋭利な姿を写真に収めることが出来るのも“刀剣女子”の人気を呼んでいる一因らしい。

 福岡市博物館は全館写真撮影不可だと勝手に思い込んでいたが、常設展示室に限っては可能だったという。ただし、「撮影不可」のマークがある展示品が多数を占め、現実に撮影できるものはごく一部に限られる。下の写真が数少ない撮影可能な展示品の一部で、1枚目が碇石を使って復元された元寇船の木製碇、2枚目が福岡で明治から昭和初期にかけて正午の時報代わりに空砲を鳴らしていた大砲だ(『午砲』または『ドン』と呼ばれている)。空砲とは言え、お昼に「ドーン」と大砲をぶっ放していたなど何か楽しい。


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コメント

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昨日、GoogleMapのストリートビューで福岡市博物館の館内が見れる様になってたのに気がつきました。この事が原因かもしれないですね!

Re: タイトルなし

コメントありがとうございました。グーグルのミュージアムビューという機能みたいですね。