ムラ社会の候補者

旧聞に属する話2010-共産党さん

 9月11日の夕、福岡市の大濠公園界隈を歩いていたら、共産党が市長選に擁立する人物の事務所開きが行われていた。元KBCアナ・高島宗一郎氏の擁立が浮上した際、福岡市長選には6人が立候補予定と書いたが、その後1人増え7人となった。みんなの党の推薦を得て現職県議が立候補するとの噂もあり、まだまだ増えるかもしれない。乱立は、現職市長への不満が強い証であり、同時に「くみしやすし」と思われているからだろう。

 共産党が擁立するのは、地元の民主商工会事務局長の有馬精一氏。確かこの人の立候補表明が最も早かったはずだが、それにしては全く名前が浸透していないように思う。他党に比べて一本筋が通り、恐らくクリーンであろう共産党さんが擁立する人物だ。人格・識見ともに立派な人なのかもしれないが、肩書が地元民商事務局長ではあまりに地味過ぎないか。年齢も59歳と決して若くない。

 恐らく全国どこでも同じだと思うが、この政党が選挙に擁立してくるのは、県労連、民商、新日本婦人の会などのメンバーや、党と関係の深い弁護士、医師といった顔ぶればかり。元々の支持層を固めるのには都合がいいかも知れないが、こういった候補者で、果たして支持を広げることができるのか。少なくとも過去の福岡市長選や知事選に限って言えば、すべてが「わざわざ候補者を立てる必要があったの」という結果に終わっているように思う。この党には党なりの言い分があろうが。

 こんなことを書くと怒られるだろうが、どうせ選挙で訴えるのは候補者個人というよりも党の主張だろう。だったら、いっそのことイメージ重視で候補者を選考しても良いのではないか。今回のような乱戦模様ならともかく、過去のオール与党VS共産党という図式の選挙で、共産党のムラ社会から候補者が出てきた時は、正直「勘弁してよ」という思いだった。
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