わしたショップ閉店へ

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 福岡市中央区天神2にある沖縄県物産公社のアンテナショップ「福岡わしたショップ」が5月8日で閉店する。4月2日の西日本新聞朝刊が報じていた。インターネット通販で沖縄の物産が簡単に買えるようになり、徐々に売り上げは落ちていたという。「役割を終えた」という判断らしい。

 わしたショップが開店したのは20年前の1996年6月。あまり広くもない店内に泡盛や沖縄そば、菓子、あるいは健康食品など様々な物産が所狭しと並び、開店当初は軽食コーナーも設置されていた。『ちゅらさん』ブームの2001年頃は、『スッパイマン』『ハイソフト黒糖キャラメル』といった沖縄限定の菓子人気も手伝い、店内はいつもにぎわっていた記憶がある。

 1999年2月には、明治通りを挟んだ向かい側のビル1階に青森、秋田、岩手3県共同のアンテナショップ「みちのく夢プラザ」もオープンし、両店をはしごするのは結構面白かった。ただ、勘違いかもしれないが、最近の「わしたショップ」の品ぞろえは妙に健康食品や化粧品の類が目立ち、買い物の楽しさは個人的には「みちのく夢プラザ」の方が勝っていた。

 沖縄県物産公社のサイトを見ると、「わしたショップ」は第1号店の東京・銀座店をはじめ全国に15店舗がある。採算性を見極め、常に店舗改廃は行っているようで、過去には渋谷、日暮里、川崎、上野店なども閉じている。

 だから福岡店閉店は特筆すべき話ではないのだろうが、アンテナショップの役割が単に物品販売だけでなく、販路拡大を図ったり、観光客や移住者、あるいは企業を呼び込んだりするための情報発信・収集拠点であることを考えれば、「役割を終えた」という言葉は意味深な気がする。「わざわざ赤字を出してまで、福岡に置いておく必要はない」ということではないだろうか。
 
 それにしても、この春は慣れ親しんだ店や施設が消え去るニュースばかりを耳にする。単なる偶然なのだろうが、自分まで追い立てられているようで妙な感じだ。
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