雁の巣ヘリポート新設計画

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 福岡市東区奈多にヘリポートを新設する計画を国交省が進めている。福岡空港に常駐している警察、消防、報道機関等のヘリを移転させ、同空港の混雑緩和を図る狙い。建設予定地は具体的には、かつては雁ノ巣飛行場だった雁の巣レクリエーションセンター隣接地で、ここも飛行場敷地内だったと思われる。昨年秋頃から地元への説明が行われているが、やはり反対の声が多いと聞く。騒音や事故に対する不安が大きいのだろう。

 国交省大阪航空局が公表している資料によると、福岡空港には現在、警察、消防、報道機関等の民間を合わせ23機のヘリが常駐し、年間の発着回数は約7,000回に上っている。内訳で最も多いのは報道機関の約3,000回。一方で格安航空会社の参入などで福岡空港を離発着する旅客機も増加しており、ヘリと旅客機の運航が競合することも多く、双方の運航に支障が出ている。このため新たなヘリポートを建設し、常駐ヘリを移転させる計画が持ち上がったという。

 建設予定地は未利用の造成地(国有地)で、広さは約80,000平方㍍。近くには福岡航空交通管制部、女子少年院の筑紫少女苑などがある。最寄りの住宅地までの距離は約1㌔で、大阪航空局側は「騒音に係る重大な環境影響はない」とみている。さらに格納庫を住宅側に面した東側に配置して盾とすれば、より騒音を低減できると見込んでいるが、地元の懸念を払拭するには至っていない。また、地元住民と思われる人がSNSで発信している声を拾ってみると、「警察や消防はともかく、マスコミのヘリまでが来るのは…」という感情もあるようだ。

 実際に現地を歩いてみて感じたのは、道路の交通量がかなり多いうえ、上空を頻繁に旅客機が通り、そもそも日中はあまり静かな場所ではないという点だ。そこにヘリポートが新設されたら、どうなるのか。離発着の際は住宅地上空を飛行しないなどのルール作りが最低限必要だろう。ところで、市議会本会議で「新たなヘリポート建設はオスプレイの基地として使われる可能性があり」などと述べた議員がいたが、何らかの根拠があったのだろうか。


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