牧ノ戸~久住山

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 くじゅう連山の主峰、久住山(大分県竹田市、1,786.5㍍)に登ってきた。ルートは牧ノ戸峠(1,300㍍)発着の“初心者コース”。高低差だけなら500㍍弱で、地元の油山(597㍍)にも劣るぐらいだが、こちらが正真正銘の超初心者なため、距離的には十分ハードなコースだった。中でも山頂に通じる最後の坂は大小の岩がゴロゴロしていて非常に歩きづらく、登り下りとも難儀した。それでも登山道自体は非常に変化に富み、眺めも抜群で、福岡市近郊の低山では経験できない山歩きを楽しめた。この山が九州の登山愛好者たちから広く愛されている理由をこの年になって理解できた。

 4月の熊本地震で、くじゅう連山の登山道も一部崩落するなど影響が出ていると聞いていたので、出発前には念のため大分県の公式サイトで確認したところ、牧ノ戸からの登山道には全く被害は出ていないようだった。しかし、実際に登ってみると、久住山山頂手前にある分岐点「久住分かれ」では、北千里浜を経由して法華院温泉や坊がつるに至るルートが通行止めになっていた。現地の注意書きには「土石流多発地帯につき通行をご遠慮下さい」とあり、熊本地震とは直接は関係ないのかもしれないが。

 少し気になったのは山中の所々にある標識の距離表示が相当いい加減に思えたことだ。牧ノ戸登山口から急傾斜の坂道を登り詰めると、沓掛山(1,503㍍)という岩だらけの峰に達するのだが、この手前にあった距離表示は「久住山3.1km 牧ノ戸0.7km」。ところが、沓掛山を越えた所にあった標識は、なぜか「久住山3.6km、牧ノ戸1.0km」。一山越えて近付いたはずの久住山が、逆に500㍍も遠くなっていた。

 帰宅後、グーグルマップで距離を測ってみたところ、例の距離表示は直線距離ではないかとの結論に達したが、役行者ではあるまいし、山中を一直線に踏破できる者はいないだろう。熟練者はそもそも山中の距離表示など参考にしてもいないのだろうが、冒頭紹介したように今回たどったのは初心者用と言われるルートだ。初心者にとっては「山頂へ○○km」という表示が励みにもなれば、体力的にしんどい際は「進むか戻るか」の判断材料にもなり得ると思う。出来れば、実態に即した距離表示をして欲しいと思うが、無理な要求なのだろうか。なお、比較的信頼している万歩計アプリによると、牧ノ戸~久住山の往復距離は優に12㌔を超えていた。

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 これが牧ノ戸を出発して最初に見掛けた距離表示。

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 次に見掛けた距離表示では久住山への距離が長くなっていた。出発地点からまだ間もなくの場所で、体力が残っている時だったので良かったが、疲れ切った道のりの後半でこんな目に遭うと大ショックだと思う。

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 沓掛山からの眺望。この辺りの登山道では見慣れぬセミが「ギーギー」と聞き慣れぬ鳴き方をしていた。キュウシュウエゾセミというらしいが、名前も妙である。

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 「久住分かれ」近くに広場があり、避難小屋とトイレ(利用料100円)があった。山中の大半の場所で携帯電話は“圏外”だったが、危急の際の通報用にアンテナが設置されていたのか、ここだけは電波が届いていた。
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