五ヶ山ダム秋風ウォーキング

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 福岡・佐賀県境の山中に建設中の五ヶ山ダムに2週連続で行ってきた。11月3日、「五ヶ山ダム秋風ウォーキング」というイベントがあり、ダム堤体の上(天端)や開通前の周回道路を自由に散策できるというので、貴重な機会だと思い参加してきたのだ。ダムの高さは102.5㍍、堤の長さは556㍍。102㍍の高さから景色を眺めるなど、重度の高所恐怖症の人間には刺激が強すぎるのではないかと心配していたが、これが意外なことに全く怖くなく、やがて水底に沈んでいく風景を目に焼き付けてきた。

 五ヶ山ダムは福岡都市圏の異常渇水や洪水などに備えた多目的ダムで、20102年6月から本体工事が進められてきた。有効貯水容量は県内最大の3,970万立方㍍。完成は来年度の予定で、先月下旬からは試験湛水が始まっている。満水になるのは来年度末頃の見込みで、まだ、底にわずかな水が貯まっている程度だが、道路の一部はすでに水没しているようだった。

 この日はダム湖底をバスで巡る催しもあったが、希望者が多すぎて参加できなかった。仕方がないので、ダムの周回コース(約3㌔)を散策することにし、途中、佐賀県の天然記念物「小川内の杉」を見てきた。樹齢700年以上と推定されている高さ39㍍の巨木。水没予定地にあったが、地元が保存を望んだことから、福岡県が今年、約3ヵ月の期間と7億8,000万円余りの費用を掛けて高台に移植した。葉は青々としており、素人目には無事根付いているように見えたが、専門家はどのように判断しているのだろうか。

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 ダムの天端。巨大ダムだけあって、下流にある南畑ダム(有効貯水容量512万立方㍍)などよりは随分広い。堤の長さは556㍍。

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 天端から見たダム湖側。ここにはかつて佐賀県吉野ヶ里町の小川内集落があり、25世帯40人あまりが集団移転を強いられた。約130㌶が水没する。

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 下流の南畑側。奥に見える湖面が南畑ダム。
 
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 移植された「小川内の杉」。根ごと金属製の保護枠に入れ、急斜面を少しずつウインチで引き上げられた。

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 水没予定地をまたぐ佐賀大橋。橋脚の青いラインまで水が貯まる(枠内は拡大)。


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