霧の韓国岳

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 この夏、霧島連山の主峰・韓国岳(1,700㍍)に登り、強風の吹き荒れる山頂で寒さに震えてきた。しかも強風の中でも濃い霧に覆われ、視界はほぼゼロ。山頂の標識前で記念写真を撮ったが、顔も判別できない程だった。

 登山路は、所要時間が1時間半程で初心者向きと言われる、えびの高原(宮崎県えびの市)からのルートを選ぶつもりだったが、例によって下調べが不十分だった。現地に着いてみると、このルートは噴石が飛来する恐れがあるとして利用禁止となっていた。硫黄山、新燃岳の火山活動が続いていることに伴う規制らしい。やむなく鹿児島県側の大浪池登山口から山頂を目指すことにした。大浪池は標高約1,400㍍の場所にある周囲2㌔の巨大な火口湖。ルート変更によって珍しい景色を間近で見ることができ、満足したが、道のりは予想以上にハードだった。

 登山口から大浪池までが約1時間。大浪池から山頂までが2時間強で、トータルの所要時間はえびの高原ルートのほぼ倍。登山道は大浪池までが石畳や石段、韓国岳本体には木製の階段が整備され、歩きやすくはあったのだが、場所によっては階段がかなり高く、疲れ切った後半は一段一段上がっていくのが非常にしんどかった。

 20歳代の大半を宮崎で過ごしたこともあり、えびの高原や隣県・鹿児島の霧島温泉郷などには何度も行ったことがあるが、山登りには全く関心がなかったため、すぐ近くにあった韓国岳や高千穂峰の登山道に向かうことはなかった。初めて韓国岳に登ってみて、霧で視界が悪かったためもあるが、あまりにきつくて景観を楽しむどころではなかったというのが正直な感想だ。ただ、大浪池の周囲にはコバノミツバツツジの群落があるのに気付いた。春には登山道を紅紫色に染めることだろう。コバノミツバツツジの咲く季節に、大浪池にはもう一度行ってみたいと思う。
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