キャンドルナイト

旧聞に属する話2010-キャンドル1

旧聞に属する話2010-キャンドル2

 福岡市役所前の広場で19日夜、「キャンドルナイトin福岡2010」という催しが開かれていた。一般的にキャンドルナイトと言えば、照明を消して夜を過ごそうという省エネ運動みたいなものだが、この日の催しは年末年始を前にした飲酒運転撲滅キャンペーンの一環。広場に飾られていたキャンドルは飲酒運転事故犠牲者を追悼するための灯りだったようだ。

 飲酒運転と言えば、福岡では4年前、市職員による飲酒運転事故により幼児3人が犠牲になった。4年前だから、ちょうど前回市長選があった年だ。当時の現職市長・山崎広太郎氏は、あまり市民の賛同を得ていたとは思われない五輪誘致運動に猛進し、不人気をかこっていたが、この一件がダメ押しとなり、落選の憂き目を見た。ただ、この飲酒運転事故で問われたのは、福岡市役所の体質ではなく、福岡という街の体質だったと思う。これは九州全体に共通するように思うが、酒に酔っての過ちにえらく寛容なのだ。

 だから、あれほどの事故が起き、2審では被告に懲役20年もの判決が下されたというのに、飲酒運転は一向に減る気配がない。これは福岡市だけではなく、福岡県全体の統計なのだが、今年上半期に起きた飲酒運転事故は189件に上り、全国ワースト。しかも、警察官を含む公務員による事故が多かったというから、あきれるほかない。3児死亡事故が起きた当時、中央の番組で「福岡は『酒は飲め飲め』の土地柄だから」と小馬鹿にされていたのを思い出す。

 この夜の催しは、最後に飲酒・ひき逃げの厳罰化を求め、閉会したが、懲役20年判決を目の当たりにしても反省のない輩に対し、いったいどのような厳罰で臨めば良いのだろうか。
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