紅葉八幡宮のライトアップイベント

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 福岡市早良区高取の紅葉(もみじ)八幡宮で25日まで、色付いた境内の木々をライトアップするイベントが開かれた。小雨が降る中、24日夜に行ってきたが、ライトアップの他、本殿にプロジェクションマッピングを投影したり、1,000個の灯籠や傘のオブジェで境内を彩ったりと、こぢんまりしたイベントながら、雰囲気はなかなか良かった。この催しが、ほぼ神社の単独イベントであることがもったいないと思った。神社近くには、旧唐津街道沿いに連なる西新、高取、藤崎商店街があるのだから、商店街や近隣施設とタイアップすれば、商店街への集客も見込めるのではないだろうか。

 モデルケースとして参考になると思うのは、博多区御供所町、呉服町の寺社が多数参加するライトアップイベント「博多千年煌夜」だ。今年は10月31日~11月4日に開かれたが、5日間の期間中の人出は10万人を大きく超えたと聞く。パンフレットを持参すれば、特定の飲食店では割引やサービスを受けられる特典もあり、会場を巡った後、博多の街で食事等を楽しんだ来場客も多かったことだろう。

 残念ながら、西新・高取・藤崎地区には、博多旧市街のように寺社が集中してはいないが、やや距離はあるものの、同じ旧唐津街道沿いの中央区今川、地行地区には複数の寺社があり、中には集客イベントに積極的な所もある。部外者の無責任なアイデアだが、現在はそれぞれが単独で行っているイベントを日程調整して近接させ、さらに両者の間にある商店街で買い物や食事を楽しんでもらう仕掛けを作れば、結構面白いと思うが。

 紅葉八幡宮は、室町時代の1482年(文明14)、現在の西区橋本に創建され、藩政時代の1666年(寛文6)、福岡藩3代藩主・黒田光之によって現在の早良区西新に移されたと伝えられる。無人の海岸地帯だった西新地区はこれ以降、紅葉神社の門前町として発展したという歴史がある。1913年(大正2)、北筑軌道の路面電車が境内を横切ることになり、喧騒を嫌った神社は現在地の小高い丘に再度移転したが、紅葉神社こそが、西新地区の生みの親であるのは間違いない事実だ。

 西新地区にほど近い中央区地行浜のホークスタウン跡地には今月、マークイズ福岡ももちが華々しく開業し、現在の所、多数の買い物客を集めている。一方の西新地区は2015年にプラリバ、16年にイオン西新店と相次ぎ大型店が閉店し、商店街の人通りは明らかに減った。今後はマークイズ開業の影響も出てくることだろう。プラリバ跡地には商業施設が開業予定だが、まだ1年先のことで、しかも施設規模はプラリバの半分に縮小される。イオン西新店の跡地に至っては、いまだに再開発プランが全く示されていない。なじみの店の閉店ラッシュは今も続いている。利用客の一人として、商店街がこれ以上衰退するのは本当に困る。
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