Ubuntuを使ってみた

Screenshot from 2019-02-01 13-08-11

 初めて買ったパソコンはWindows98SEマシンだった。それ以来、Windows以外のOSを使ったことはなく、ウェブページを見たり、文章を書いたり、写真を整理したりなどの使い方では特に不満を感じることもなかった。個人的な感想だが、Windows2000は特に使い勝手が良かった。ところが、最近になって実に情けない事情により、1台のパソコンにUbuntuというフリーのOSを入れることになった。使い始めたばかりで、偉そうに講釈をたれる段階ではないが、初心者にも非常に操作しやすい設計ではあるものの、意外に重く、非力なパソコンでは使いづらいとも感じた。

 Ubuntuをインストールしたのは、5年以上もメインマシンとして酷使してきた富士通製のLIFEBOOK AH45/Kという機種で、CPUがCore i3 3120Mの2.5GHz、メモリは8GBを登載している。購入当初はWindows8.1、その後、10にアップグレードし、何不自由なく使い続けていたのだが、破損と変色が進んだキーボードを交換したところ、何をしくじったのか全く起動できない状態に陥った。最初は放電すれば元通りになるだろうと甘く見ていたのだが、一向に状況は好転せず、内部の破損を疑わざるを得なくなった。使用してきた歳月を考えて修理をあきらめ、メモリは他のパソコンに流用し、ハードディスクは外付けケースに入れて活用することにした。

 ところがである。起動不能になって約3か月後、空箱同然のマシン内部をもう一度掃除し、試しに電源につないで起動してみたところ、うんともすんとも言わなかったLEDランプが青々と点灯したのである。キツネにつままれた思いでメモリを戻して再度電源ボタンを押すと、今度はBIOSが動き出した。ここで大喜びしてハードディスクを戻し、リカバリディスクで復旧作業を始めたのだが、なんとリカバリディスクの焼き付けにまたも失敗していたことが判明した(過去にVAIOで同じ過ちをしでかしたことがある)。メーカーに頼めば、リカバリディスクを送ってくれる有料サービスはあるが、今の私には安い値段ではないので、Windowsマシンとしての再生をあきらめ、無料のOSを入れた。これが「実に情けない事情」のあらましだ。

 数あるフリーのLinux系OSの中でUbuntuを選んだのは、無知な私でも名前ぐらいは聞いたことがあったという単純な理由だ。現在のところ、操作で困ったことはあまりないが、冒頭に書いたように想像以上に重く、ウェブ閲覧中に盛大にフリーズした時には驚いた。Windowsも、あの懐かしき98SEやMeまでは作業中に画面が固まり、にっちもさっちもいかなくなる時が頻繁にあったが、最近ではほとんどなかったトラブルだ。また、電源ボタンを押してから使用可能になるまでの時間が、意外にかかる。Linux系のOSは昔、スペックの低いパソコンを復活させるための救世主みたいに扱われていたが、少なくとも現行のUbuntuに関しては、インストール推奨要件は一応満たしているAH45/Kの重さを考えると、快適に使用するにはそれなりの性能が必要ということだろう。

 一方で、操作のわかりやすさとともにうれしいのは、セキュリティ問題にあまり気を使わなくてもよいという点だ。OS自体の堅牢さもあるのだろうが、Windowsに比べて利用者が格段に少ないため、わざわざUbuntuなどLinux系をターゲットにしたウイルスを開発する人間がほとんどいない、ということらしい。ただ、念のためファイアウォールは導入した。まだまだそれほど使っているわけではないので、Ubuntuについての感想はこの程度のものだが、月並みながら、これだけのOSを無料で提供してくれているのは本当にありがたい、と思う。
関連記事
スポンサーサイト
[Edit]

コメント

非公開コメント