マルくん目が腫れる

旧聞に属する話2010-マルくん2

 恐れていた事態が起きた。ミドリガメのマルくんの目が腫れ、完全にふさがった状態になったのだ。配合飼料や鳥のレバーなどには見向きもせず、刺し身しか食べないため、カルシウムやビタミンを含んだ水質調整剤を使うなど、それなりに気をつけていたつもりだが、十分でなかったようだ。

 幸い爬虫類も診てくれるペット病院が近くにあり、マルくんを洗面器に入れて持ち込んだ。洗面器を片手に自転車で急ぐ変なオジサンを見て、道行く人は不審に思ったに違いない。どう見ても風呂に行く格好だが、近くには銭湯などない。危ないオジサンと思われた可能性が高い。

 それはともかく、診察結果はやはり「ビタミンAとDの不足」。毎日1滴ずつ与えるようにと、液体のビタミン剤を処方してもらった。偏食を許していたこともあり、獣医さんに叱られるのを覚悟していたが、海岸の遊歩道で拾ったカメだと話したためか「アカミミガメには偏食が多いんですよ」とかえって同情的だった。

 病院に行ったお陰で、今まで分からなかったことも明らかになった。一つは年齢。獣医さんによると、3歳。カメの孵化時期からすると、6月に生まれた可能性が高いらしい。もう一つは性別。爪が短いなど姿形から薄々は気づいていたのだが、排泄孔の位置から考えてもメスだと断定された。

 マルくんは、実は「マルちゃん」であったのだ。
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