西南学院大に理系学部新設?

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 福岡市早良区にある西南学院大が理系学部新設を計画しているらしい。大学側に裏を取ったわけではないが、教職員と懇意にしている出入り業者から「学内ではすでに大っぴらに語られており、果たして受験生が集まるだろうかと心配している教職員もいる」と聞いた。

 理系学部新設の話自体は、地元紙の西日本新聞が今年1月、「西南に理系2学部、総合大学化で魅力アップ」という見出しで報じている。ただし、この時は大学側が公式に認めなかったのか、地元・福岡でも大きな話題になることはなかった。学部新設について、学内でまだ意思統一できていない段階なのかもしれないが、西日本の記事は根も葉もない話ではなかったようだ。

 西南学院大に現在あるのは、神、文、商、経済、法、人間科学、国際文化の文系のみ7学部。九州内では知名度もあり、それなりに評価もされている。ただし、首都圏や関西地区の私大が躍起になっている大学改革やブランド化戦略には無関心のように思え、以前から「弱点」と指摘されていた理系学部がないことについても何らかの動きが表面化することはなかった。正直なところ、「九州ナンバーワン私大」の地位に安住しているのではないかと疑っていた。

 ところが最近になって、新たに小学校を開校したり、心理学科新設を発表したり、西区田尻に総合グラウンドを整備して体育会の強化に乗り出したりと、まるで焦ったように改革策を打ち出している。関関同立をはじめとする他地区私大の九州侵攻に、ようやく危機感を覚えたか。あるいは民間企業による九州地区大学のブランド力調査で、格下と思われていた福岡大の後塵を拝し、しかも年を追うごとにその差が広がっていることも“焦り”の背景にあるかもしれない。

 理系学部新設についてはスケジュール等は未定であり、実現するかどうかも今はさだかではないが、正式決定となれば、九州の受験地図に大きな波紋を呼ぶに違いない。
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