東福岡1強時代到来?

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 第94回全国高校ラグビー福岡県大会の決勝が22日、春日市の春日公園球技場で行われ、東福岡が59-0(前半24-0、後半35-0)で修猷館を下し、15年連続25回目の花園出場を決めた。この20年間、決勝の会場は福岡市博多区のレベルファイブスタジアム(博多の森球技場)が多かったが、今年初めて春日公園に舞台を移し、さらに県立の名門進学校修猷館が2004年以来10年ぶりに決勝に進出。近年は東福岡対筑紫の顔合わせが多かっただけに、例年とは少し違った雰囲気の決勝となったが、今春の選抜大会を圧倒的な力で制した東福岡の強さは桁違いだった。

 ただ、スコアは一方的なものとなったが、前半はむしろ修猷館の方が低いタックルと鋭い出足を武器に、押し気味に試合を進めていた。東福岡が自陣ゴール前で防戦一方というシーンも長かったのだが、残念ながら修猷館が勝負どころのラインアウトでミスを連発、トライに結びつけることは出来なかった。ラインアウトからうまくモール攻撃につなげることが出来ていれば、もっと接戦に持ち込めたかもしれない。後半は東福岡がスピードある展開攻撃で次々に5トライを奪い、地力の差を見せつける結果となった。

 今大会の東福岡の戦績は、4回戦筑紫台戦が121-0(Aシード校は4回戦から登場)、準々決勝のライバル筑紫戦が76-7、準決勝の小倉戦が85-12、そして決勝の修猷館戦が59-0。1試合平均で得点が85点、失点は5点弱。まさに圧倒的な強さだったと言っていい。全国優勝から遠ざかった過去2年は、福岡県大会でも後半に追い上げられる試合が目立ち、ラフプレーも目に付いた。今年のチームは隙がない。全国大会でも間違いなく優勝候補と言えるだろう。

 冒頭書いたように東福岡の花園出場はこれで15年連続。90回の記念大会で福岡県に2校の出場枠が与えられ、福岡高校が千載一遇のチャンスをものにした2010年度を除けば、花園の土を踏むことができた東福岡以外の高校は1999年度の東筑まで遡らなければならない(この年の決勝は東筑が31-29で東福岡を下し、2年連続で花園出場を決めている)。

 それでも昨年までは楽に東福岡を勝たせてきたわけではなく、過去14年の決勝スコアを見ると、東福岡の辛勝という試合も少なくなかった。しかし、今年の東福岡の戦いっぷりは、本当の意味での“東福岡1強時代”が到来したのではないかと思える。ストップをかけるチームが来年は現れるだろうか。


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押し出し四球4個…

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 1イニングに押し出し四球4個で敗戦という悲惨極まる試合を見てきた。25日、ヤフオクドームで行われたソフトバンク―楽天戦だ。6-4とソフトバンク2点リードで迎えた7回表の楽天の攻撃。1死1、2塁で森をリリーフしたソフトバンクのセットアッパー五十嵐はなんと3連続四球で同点にすると、三振をはさんでさらに二つの四球を出し、一挙4点を楽天にプレゼントしてしまった。現在のソフトバンクに2点差を再逆転する力はなく、必死に追いすがったものの7-8と1点届かなかった。

 長年、プロ、アマを含めて膨大な数の野球の試合を見てきたが、“1イニングで1人の投手”が4個の押し出し四球を出したことなど記憶にない。普通は途中で何らかの手を監督が打つものである。監督とはそのためにいるのだから。人生一度きりの得難い体験であった。もう2度と味わいたくはないが。

 この試合、ソフトバンクのリズムが狂ったのは恐らく6回だった。5回裏にソフトバンクが集中打で一挙5点を上げ、ドーム内は大盛り上がりとなったが、6回表、3番手で出てきた柳瀬が1死を取った後、簡単に1点を返され、なおも2、3塁。ここで本来ならば7回から登板するはずの森を投入せざるを得ない事態に追い込まれた。

 ペナントレース序盤から勝ちゲーム、負けゲーム問わずに大車輪で活躍してきた森だけに、疲労は相当たまっているのだろう。1イニングだけならば、相変わらず小気味のいい投球を見せてくれるが、ここ最近は回跨ぎでは結果を残していない。6回はしのいだものの、2イニング目の7回にはピンチを招き、これまた本来ならば8回からの五十嵐が前倒しで救援せざるを得なかった。そして、これがとんでもない裏目に出た。

 すべては結果論だが、故障明けの柳瀬をあの局面で使う必要があったのか。また、再逆転された後もソフトバンクは8回に1点を返しただけでなく、7、9回に好機を迎えた。しかし、ここで打順が回ってきた不動の4番が例によって仕事をしなかった。今シーズン、何度こんな場面に立ち会っただろうか。きょうほど惨めな気分で帰路についた試合は今までになかった。最後まで声を枯らしていたライトスタンドの応援団がかわいそうだった。
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不動の4番、不動の監督…

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 我がソフトバンクホークスには李大浩という不動の4番打者がいる。一応打率は3割を超えているが、得点圏打率は2割3分そこそこ。パリーグの上位30位にも入らない。“残塁バンク”と評されるほど機能しないホークス打線にあって、その元凶的な存在だ。高血圧の持病を抱える私はこれ以上フラストレーションをためたくないので、最近は彼の打席はなるべく見ないことにしている。

 これほど勝負弱い打者をなぜ4番から外さないのか。身の周りのホークスファンは皆首をひねっているが、ネット上ではこんな推測が広まっている。彼は韓国では2度三冠王を獲得するなど英雄的な存在だ。同国では今も人気が高く、彼を4番に据え続けることで、韓国から多額のテレビ放送権料やネット配信料、スポンサー料が球団の懐に入ってくる。李大浩の契約は出来高含め最大で3年19億円に上ると一部で報道されているが、韓国資金だけでこれを十分賄えるどころか、儲けさえ出る仕組みだという。だから、どんなに好機で凡退を続けても彼を4番から外せないのだと。

 球団は収支を公開していないので、この推測が正しいかを確かめるすべはないが、オリックスが日本球界で最初に彼と2年7億円の契約を結んだ際、同様の話が報道されていた。オリックス契約時の報道が事実だったのならば、ホークスでも事情は同じなのかもしれない。 

 そう言えば、私がヤフオクドームで観戦した際にも韓国の食品メーカー農心がスポンサーに付いていた試合があり、同社の主力製品「辛ラーメン」1袋を観客全員に配っていた。同社はこの日、3万袋以上のラーメンを無料配布した計算だ。球団へのスポンサー料のほかに、1袋100円として計300万円。中華圏では「辛ラーメン」に発ガン性物質が含まれていると報道され、ブランドイメージは一気に落ちたと言われる(発ガン性物質含有は誤報だったとの情報もあるが…)。李大浩とのタイアップにより日本での販路を拡大できれば、少々の負担は気にもならないのだろう。

 球団も企業である以上、利益を求めるのは当然のことだが、それ以上にチームの勝利を求めてほしい。4番が機能しないのならば、打順の組み替えなどの手を打つべきではないだろうか。李大浩絡みの契約が監督の采配を縛っているなどの風説は本当は信じたくないのだが…。
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今年も東福岡

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 第93回全国高校ラグビー福岡県大会の決勝が9日、福岡市博多区の博多の森球技場で行われ、東福岡が31-12で筑紫を下し、14連続24回目の花園出場を決めた。前半は7-7で折り返したが、東福岡が後半一気に4T(2G)を奪い突き放した。筑紫は9年連続の決勝敗退。またも悲願はかなわなかった。

 バックスタンドには例年同様、両校の大応援団が詰め掛け、凄まじいまでのボリュームで声援を送っていた。テレビで見る花園の全国大会決勝よりも、レベスタでの福岡県大会決勝の方がよほど盛り上がっているのではないかと感じる時がある。敗れ続けている筑紫にとっては辛いことだろうが、あの雰囲気の中で試合をすることが出来た選手はもちろん、懸命に声援を送り続けた生徒たちも幸せだと思う。高校生活の3年間をただただボーっと過ごしてしまった私には羨ましい限りだ。

 両校の決勝対決を見るのは私にとってここ数年、晩秋の風物詩みたいになっている。しかし、考えてみれば、高校スポーツであるのに決勝がほぼ毎年、同じ顔合わせで、しかも勝敗まで同じというのは少し残念な話だ。選手獲得や練習環境などに恵まれた私立の東福岡に、筑紫をはじめとする県立高校が対抗する厳しさは十二分にわかるが、たまには違う結末を見てみたい気がする。

 下は筑紫後半19分のトライシーンで、この時点でのスコアは東福岡19-12筑紫。コンパクトデジタルカメラで撮影した動画のため、画質が悪いのはご容赦を。


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福田に打たせて欲しかった

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 福岡ヤフオク!ドームで3、4日にあったソフトバンク―日ハム2連戦を観戦してきた。徒労感とストレスばかりがたまり、最悪の2日間だった。金を払って難行苦行を強いられたようなもので、ファンとしてはここが我慢のしどころなのだろう。

 ファンの立場であれこれ言っても仕方がないことはわかっているが、こう負けが込んでくると、選手起用や采配にも注文を付けたくなる。出来るならば、故障が癒え、ようやく一軍に上がってきた福田に打たせて欲しかった。2日間とも6回裏に細川の代打として告げられ、その途端、ドーム内は大歓声に包まれた。しかし、日ハムのピッチャーが両日とも左の石井に代わると、代打の代打が送られ、福田は結局打席に立つことなく終わった。

 代打の代打は右の中西。打ったのならばまだ許せるが、3日は1死1、2塁から空振り三振、4日は2死満塁からサードゴロ。いずれも何の見せ場もなく終わった。中西凡退は結果論に過ぎないが、「代打、福田!」で盛り上がったドームは、代わって中西が出てくると「ハア~!?」という声が出るほど微妙な雰囲気に変わり、拍手もほとんど沸かなかった。そして、中西の打席が恐れた通りの結果に終わった後、多くの観客から漏れた絶望的なため息…。

 福田は左投手が苦手なのだろうが、彼には類まれな俊足がある。これは中西にはない武器だ。少なくとも塁が埋まった4日の局面では、福田の足に賭ける選択があっても良かった気がする。中西ファンには申し訳ないのだが、観客の多くはそれを望んでいたように私には思えた。

 <追記>福田の復活を喜んで上のような記事を書いたが、彼の打撃を現実に見ると…。私が間違っていました。
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松中が心配だ

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 福岡ヤフオク!ドームで13日行われたソフトバンク―ヤクルト戦は、ドームの屋根を開いての試合だった。5月20日の中日戦に続き、今シーズン2度目。中日戦は所用で行きそびれたので、ヤクルト戦は早くからチケットを押さえ、この日の観戦を心待ちにしていた。

 梅雨の最中とあり空模様が心配だったが、何とか持ちこたえてくれた。小雨がぱらついたためか6回ぐらいで屋根は閉じてしまったが、それまでは夜空の下での試合を楽しむことが出来た。夜風に吹かれての野球観戦がめったに味わえない“ぜいたく体験”になるとは、平和台球場時代を思えば何か不思議な気分だ。平和台は交通の便、周囲の環境とも絶好の場所にあり、あれも素晴らしい球場だった。

 試合の方は11-4でホークスが快勝。おまけに交流戦優勝を争っていた楽天、オリックス、阪神の3チームがそろって敗れ、一気にホークスの優勝が決まった。

 ヒーローインタビューの途中、ライバル3チームの中で唯一リードを奪っていた楽天が逆転されたとの情報が入り、ドーム内は大盛り上がり。インタビュー終了後には、球場内の大型ビジョンで楽天―広島戦の中継を急きょ放映する粋な計らいもあり、まさに優勝の瞬間に立ち会うことができた。

 交流戦はこの日を含めて3試合をドームで生観戦し、それ以外の試合はホークス戦中継を見るためだけに契約しているCATVで一喜一憂した。ホークス選手以外で強く印象に残ったのは中日の新外国人選手・ルナだ。勝負強い打撃はもちろん素晴らしいが、それ以上にどんな状況であっても懸命にプレーを続ける姿に感動すら覚えた。ブランコといい、古くはアロンゾ・パウエル、ケン・モッカといい、この球団の海外選手発掘能力には目を見張るものがある。ホークスの編成を担当している小林某とは、まさに雲泥の差だ。

 ところで、ネット上ではすでに話題となっているが、松中が優勝セレモニーを欠席し、その懲罰として二軍落ちが決まったらしい。いったい何があったのだろうか。処遇に不満を持っての抗議行動か、それとも「自分は一緒に喜ぶ資格がない」と遠慮したのか。この日代打で1本のヒットを放ち、2000安打まであと237本。現状では厳しいかもしれないが、何とか“ホークスで”達成して欲しいのだが。気分良く帰り着いただけに、残念なニュースだった。下の写真は今季のオープン戦で撮影。




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アニマルさん死去

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 旧・阪急ブレーブスで抑え投手として活躍されたアニマルさん(本名ブラッド・レスリー)が腎不全で亡くなった。54歳。ご冥福をお祈りする。

 阪急に在籍していたのは1986、87年のわずか2シーズン。しかも87年はほとんど活躍していないので、実働は1年だけだ。もっと長い期間活躍していたように記憶していたので、訃報を読み、かなり意外に思った。このような選手を「記録より記憶に残る選手」と言うのだろう。

 写真は缶コーヒーのおまけで付いていたプロ野球の助っ人フィギュアだ。アニマルさんをはじめ計8人のラインアップだったが、ピッチャーで選ばれたのは彼だけだった。多くの人にとって印象に残る選手だったことの証明に違いない。

 助っ人フィギュアは、私のような中年親父に大人気だったらしい。普段飲まない銘柄のコーヒーだったので、このキャンペーンに気付くのが遅れ、ラルフ・ブライアント(近鉄)、ブーマー・ウェルズ(阪急)の2人をそろえ損ねた。少し残念だった。
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奥寺選手が11人


 サッカー・ワールドカップを初めてテレビで見たのは1982年のスペイン大会だった。イタリアが3度目の優勝を飾り、得点王には同国のストライカー、パオロ・ロッシが輝いた大会だ。ジーコやマラドーナ、プラティニ、リトバルスキーらの選手や、アフリカ勢の驚異的な身体能力が注目を集めた大会でもある。

 当時の日本サッカー界は実業団による日本リーグが地味に繰り広げられていた時代で、代表チームは五輪アジア予選でさえ惨敗を繰り返していた。ワールドカップなど夢のまた夢というレベルだった。深夜にワールドカップを中継していたNHKのアナウンサーが彼我の格差にため息をつきながら「日本がこの舞台に立つためには何が必要でしょうか」と解説者に尋ねたことが印象に残っている。解説者の答えは明快だった。

 「奥寺君が11人いることです」。

 奥寺君とは言うまでもない。1977年からただ一人ヨーロッパに渡り、ドイツのブンデスリーガで活躍していたプロサッカー選手、奥寺康彦氏のことだ。当時の日本にはプロサッカー選手自体、奥寺氏しかいなかった。解説者が言いたかったのは、海外で活躍するプロ選手で代表チームを作れるようになれば、日本がワールドカップで戦うことも夢ではないということだったと思う。

 日本がワールドカップに初出場するのは、それから16年後の1998年フランス大会。この時の代表メンバーに海外組はいなかった。その意味では解説者の予言は外れたが、初出場に先立つ1993年にJリーグが発足、国内のサッカー環境が日本リーグ時代とは比較にならない状況となっていた。全盛期を過ぎていたとは言え、ジーコやリトバルスキーらが日本でプレーする時代となっていたのだ。

 海外でプレーする日本人選手は現在、20人を超えている。国内組にも能力が高い選手は多いため、代表すべてが海外組とはいかないが、「奥寺君が11人」という状況はすでに超えている。1982年当時、こんな時代が本当に来るとは想像もできなかった。リトバルスキーが我がアビスパ福岡の監督となり、さらには成績不振で解任されるなどもっと想像できないことだったが。

 サッカーは普段、今も昔も代表の試合ぐらいしか見ない「にわか」以下の人間だが、このニュースを知って「奥寺君が11人」発言を思い出した。サッカーで飯を食っている日本人が、日本人選手のヨーロッパ進出に暴言を吐くなど、本当に時代が変わったと痛感する。

 「奥寺君が11人」発言の解説者が誰だったかは覚えていないが、今と違って専業のサッカー解説者が存在できた時代ではない。NHKの放送によく呼ばれていたのは、当時すでに日本サッカー協会の重鎮だった岡野俊一郎氏が多かったような気がする。(別ブログに書いていた話をこちらに移した。写真はアビスパ福岡のホーム、レベルファイブスタジアム)
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筑紫、またも涙

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 第92回全国高校ラグビー福岡県大会決勝が10日、福岡市博多区のレベルファイブスタジアムで行われ、東福岡が24-17で筑紫を下し、13年連続23回目の優勝を飾った。

 後半20分を終わって24-0で東福岡リード。両校の決勝対決としては珍しい一方的な試合となったが、ラスト10分の筑紫の追い上げは凄まじかった。残念ながら、今年も東福岡の壁を崩すことは出来なかったが、この10分で筑紫が見せたテンポの良いラグビーは非常に小気味いいものだった。この攻撃を引っ張った筑紫の司令塔はまだ2年生だ。また、来年に期待したい。

東福岡 24(14-0、10-17)17 筑紫
 
 【試合経過】前半11分、東福岡がモールで筑紫陣に攻め込み、最後はFL西内が相手ディフェンスを跳ね飛ばして飛び込み先制。さらにその4分後にも東福岡が再びモールでトライを奪い、東福岡が14-0とリードして前半を終了。後半も優勢に試合を進める東福岡は7分、筑紫ゴール前の密集からBK陣に展開、最後はCTB東川がトライ。その10分後にも同様の展開からWTB中尾が飛び込み、残り10分を切ったところで24-0と一方的にリードする。

 自慢のFW陣が押され気味のうえ、BKの攻撃も不用意なキックやノックオンなどでリズムに乗れず、打開策の見えなかった筑紫だが、後半22分、東福岡陣22m付近の攻防からSO鶴田がきれいに抜け出し、CTB古田につないで、ようやく1トライ。さらに27分にはNo.8山崎が突破し、ゴールも成功。ロスタイムにもラインアウトからモールで攻め込み、密集に加わっていた主将のFB井上が持ち込み、1T1G差にまで迫った。しかし、最後は自陣でオフサイドの反則を犯し、無念のノーサイド。

 終わってみれば、今年も決勝にふさわしい好試合だった。


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小倉、終盤の猛反撃

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 第92回全国高校ラグビー福岡県大会の準決勝が4日、春日公園球技場で行われた。満員の観客が見守る中、激戦を制して10日の決勝に勝ち進んだのは例によって東福岡、筑紫の2校だが、花園3連覇中の東福岡は小倉の厳しいタックルとモール攻撃に苦しめられ、薄氷の勝利だった。

 同点で折り返した東福岡―小倉戦は、後半になって東福岡がじりじりと自力を発揮し2トライ(ゴールも成功)。一時は東福岡の快勝ペースかと思われたが、残り時間10分を切ったぐらいから大きくゲームが動いた。

 後半になって攻め手を欠いていた小倉が、相手スクラムの反則からタッチキックで敵陣深くに攻め込み、ラインアウトからのモール攻撃で1トライ(ゴールは不成功)。徹底的にモール攻撃にこだわった小倉はさらに試合終了間際にも1本を返し、4点差にまで迫った。ここで小倉はゴールキックなしを選択(急いで蹴って入ったが、審判は認めず。そのままやり直さなかった)、ラストワンプレーでの逆転トライに懸けた。最後は東福岡の必死のディフェンスに阻まれたが、東福岡が県大会でここまで苦戦したのは89回大会の決勝(筑紫に17-12)以来ではないだろうか。私が見た中では今大会のベストゲームだった。東福岡のラフプレーは不愉快だったが。

 第一試合の筑紫―福岡戦は、後半開始早々に筑紫がPGで追い付くと、ドライビングモールで連続トライ(いずれもゴール成功)を奪い逆転。さらにBK陣もスピードある連続攻撃で相次いで敵陣深く攻め込み、最後はセットプレーからの2トライでだめを押した。前半リードを奪った福岡だが、後半は筑紫の早いプレッシャーに持ち味の展開攻撃を封じられた形だ。筑紫のFWの強さは例年同様だが、今年はBK陣が速くて強い。展開ラグビーでも点が取れる。10日の決勝は例年以上の激戦が期待できそうだ。

筑紫 41(12-15、29-0)15 福岡
東福岡 28(14-14、14-10)24 小倉


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